画面タッチのゲームを作ろう
概要
2年生は,ビスケットを1学期の時に1度経験(尺取り虫と風邪ひきの話)しているが, 本格的にプログラミングに触れるのは初めてである。まずは,復習も兼ねて,ボタンを指で押したら花火になることを課題にした。ここでいう指は画面を押すことではなく,描いた指の絵がボタンに触れることになる。
本時の展開
1)まず,指を使って花火を描く。ここでは時間をかけず,簡単に花火のように,色を分けながら,描くことだけを指示し,時間を 1 分にするなど,時間をかけないようにすることがだいじである。
2)一つ目のめがねは教師と一緒に考えた。左側のめがねの中にボタンと指をかさねるようにして, 右側のめがねに花火をおく。ここまでは,子供たちは問題なくできた。しかし,指の絵をボタンに触れさすためには,指がボタンへ向かって進む必要がある。そこで,子供たちにもう一つのめがねを使って,指がボタンの方に進む方法を考えるようにした。
3)子供たちは,やはり「えー」という感じ。少し 難しい課題であったが,逆に意欲を見せてくれ た。しかし,教師側からは正解を出さない。グループみんなが成功することをめあてに頑張ろうと試行錯誤を促した。
しばらくすると,あるグループの子が「でき た!」と声を上げる。それをきっかけに次々と他のグループも成功していった。
4)また,その後,本当の指でボタンを押すと,花火が打ち上がる課題を出した。これは,新しい機能を学習させる意図がある。前半までの活動では1学期の復習を多く含んでいますが,後半からは2年生として新しい機能を生かした次の ステップを経験させるように授業を組み立てた。
出典
徳島県プログラミング教育
「H30 成果報告書(足代小学校).pdf」より抜粋
https://gyazo.com/f198a0163f0e096102e27cc8df588e26
https://gyazo.com/7cb4048ca3233a9604110ce2dcf73b31