国語:へんとつくり
目標
へんとつくりで構成する漢字の中で、自分のお気に入りの漢字をプログラミングし紹介し合い、漢字の構成に興味をもつことができるようにする。
授業について
3年生国語科「へんとつくり」では,へんとつくりで構成されている漢字の中で,お気に入りの漢字をプログラミングを使って紹介する。子どもに示される本時のねらいが「・・・ をプログラミングしよう」ではなく,「プログラミングをつかって ・・・しよう」となっている。子どもたちは,1時間の授業のうち,15分間でどのようなプログラムを作るのかイメージし, 必要な部品を考え,プログラミングしていた。
左は,「へん」と「つくり」が合わさると,自分にとって「やっと覚えられてうれしく思っている漢字」ができあがるプログラ ムである。間違いやすい部分を別の色で表すなど,子どもの漢字に対する思いが見て取れた。
授業のまとめでは,プログラムの相互評価ではなく,漢字が生まれるおもしろさや,へんやつくりへの関心の高まるようにした。虫偏のつく漢字についてプログラミングした友達の発表を聞き「『虫へん』のつく漢字の虫の様子がよく分か った。私も,もっと漢字辞典で調べていきたい」という発言が あった。板書を見ても,本時が国語科の授業として展開さ れていることが分かる。プログラミングする際や,交流の際, 三角の看板(集めた漢字のタイトル,見つけた漢字,成り立 ちについて説明からなる)も効果的であった。
成果と課題
国語科単元「へんとつくり」 の授業にプログラミング活動を位置付けることにより,子どもたちの漢字への興味関心が高まったといえる。みんなに紹介するために自分のお気に入りの漢字について詳しく調べたり,プログラミングをして効果的に表現しようと工夫したりする姿が見られた。また,友達と紹介し合ったことで,もっと調べたいという意欲が高まり,進んで漢字学習に取り組む子どもが増えた。 今回は偏と旁の構成の漢字を扱ったが,漢字の構成に興味をもち他の部首も調べる子どももいて,こ れからの学習につながると感じた。ビスケットの操作が手軽にできるので,他の教科でもプログラミン グ学習を位置付けることにより,楽しく学習に取り組めることだろう。
出典
徳島県プログラミング教育
「H30 成果報告書(里浦小学校).pdf」より抜粋
https://gyazo.com/5b829abd0ca7e21ed164eaf65e8680c4
https://gyazo.com/354542895d6723ee15dce6c673cd25ae
https://gyazo.com/0b0d9fff48d36f7f5ecd0ace87742cfc
https://gyazo.com/c6f44afb59ca2dce6dea8c20fca069ee