ティラノスクリプトのえもふり(e-mote)プラグイン使い方まとめ
ティラノスクリプトのえもふりプラグインは、そもそもティラノスクリプトでえもふりをどうやって使うかを考えておかないとわけがわからなくなるなーと思ったので書く。
ティラノスクリプトにおけるえもふり
えもふりは、「タイムライン」と呼ばれる単位でモーションを設定します。
で、えもふりのエディタ上では「メインタイムライン」と「差分タイムライン」というのがあるわけですが、一旦この情報は忘れてください。
ティラノスクリプトでは、えもふりエディタ上で設定した「メインタイムライン」「差分タイムライン」の区別はつけていません。
ここで、えもふりプラグインの解説を読んだことのある方なら疑問に思われるかと思います。
「ティラノスクリプトのプラグインでも、差分モーションという単語は出てきたぞ?」と。
しかしプラグインでいうメインモーション、差分モーションとは便宜上の呼び分けで、実際のところ「差分タイムライン」であってもメインモーションに指定できますし、逆もまた然りです。
じゃあプラグインでいう「差分モーション」とはなんぞやとなります。
ティラノスクリプトでは、「メインモーション」1つと「差分モーション」6つを指定できます。
前述の通り、メインと差分は便宜的な呼び分けなので、実際のところ計7つのモーションが指定できるわけです。
ティラノスクリプトではモーションを7つ指定できる
これだけ覚えれば大丈夫です。
以下、実際のタグの使い方でモーションの指定の仕方を覚えていこうの段
[emote_new]
[emote_new]タグでは、motion、motion_1~6の7つのパラメータでそれぞれモーションが指定できます。
ここで指定したモーションは、キャラクターの登場時にデフォルトで再生されるものです。
先ほども書いたとおり、計7つのモーションが再生できるので、たとえば以下のように指定してやります。
メインモーション:表情系モーション(笑い、怒り、など)
差分モーション1:しぐさ系モーション(うなずき、いやいや、など)
差分モーション2:待機系モーション(待機系のループモーション)
差分モーション3:移動系モーション(右移動、跳ねる、など)
差分モーション4:差分表示系モーション(服装差分など)
差分モーション5:腕差分表示系モーション(腕差分A~Eの切り替え)
差分モーション6:視線移動など、その他モーション
[emote_new]ではresetmotiononhideというパラメータが指定できます。
これは[emote_hide]でモデルを非表示にしたときにモーションを初期化するかどうかを指定するものなんですが、こいつはメインモーションの値しか指定できません。
さらに、無指定だとメインモーションに初期化モーションが強制的に指定されます。
たぶん、プラグイン製作者の意図としては、[emote_hide]でのモデル非表示は極力行わず、[emote_delete]でモデルを消去して、再表示させる都度[emote_new]でのモデル定義をする、みたいな感じなのかな…となんとなく考えています。
でもまあいちいち定義するのめんどくさいよね
[emote_motion]
[emote_motion]タグでは、個々のモデルに対してモーションの指定を行います。
指定の方法はこんな感じ
code:sample.ks
slotパラメータでスロット(main、1~6)を指定、motionパラメータでモーション名を指定、という感じ
見てのとおり、一つの[emote_motion]タグではひとつのスロットに対してしかモーション指定ができません。
複数同時に指定したい場合は、その数だけタグを記述する必要があります。
この辺、キャラクター差分パーツ機能とは違うので差分パーツ愛好者は注意しよう
えもふりプラグインで注意したい、というかひっかかりそうなところはモーションの概念だと思うので、それをしっかり理解しておけばそんなに詰まることもないんじゃないかなと思います。
モーションのスロットが7つじゃ足りないという欲張りさんは、がんばってプラグインを改造しよう!
大丈夫そんな難しくないって みんなやってるよ 大丈夫大丈夫 危なくないから ちょっとくらいなら大丈夫だって