音象徴
音象徴(おんしょうちょう、
語音象徴
、英語:
Sound symbolism
)は、音そのものがある特定のイメージを喚起する事象を指す。
近代言語学
の父である
ソシュール
が指摘したように、
言語
とは恣意的な音声記号の体系であり、
音声
とその指示物の間に直接的な因果関係はない。しかしながら、
オノマトペ
などは他の語に比べて
恣意性
が低く、指示物との因果関係を強く持つ。実際に、
心理学
では
ブーバ/キキ効果
として、
言語音
と図形の視覚的印象との連想が報告されている。そのような音声と指示物との因果関係が音象徴である。「
象徴
(
symbol
)」は恣意的な「
記号
(
sign
)」と対立して用いられている概念である。
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