雑に読む万葉集巻十六
from 2023/07/27
問題の巻十六を初めてひととおり前から読むcFQ2f7LRuLYP.icon
かなりあけすけな恋の歌があるらしい
うーん予想してたのと違った
巻十四の間違いでした!
歌物語的な歌結構ある
ぎゃー安積山の歌ここかよ
3807
安積山影さへ見ゆる山の井の浅き心を我が思はなくに
葛城王がメチャ機嫌を悪くしたときに采女が詠んだ歌
売買契約出てきた
3809
商返し許せとの御法あらばこそ我が下衣返し賜はめ
寵愛を受けていた女の人が、相手の愛が薄れた後に「かたみ」を送り返してきた。それを恨みに思って返した歌
すごろくの賽の歌
3827
一二の目のみにはあらず五六三四さへありけり双六の頭
めちゃくちゃ
3828
香塗れる塔にな寄りそ川隈の屎鮒食めるいたき女奴
「香・塔・厠・屎・鮒・奴を詠む歌」
なんでこれを詠んだの?cFQ2f7LRuLYP.icon
めちゃくちゃ 2(無心所著歌)
3838
我妹子が額に生ふる双六の牡の牛の鞍の上の瘡
???cFQ2f7LRuLYP.icon
3839
我が背子が犢鼻にする円石の吉野の山に氷魚ぞ懸れる
犢鼻はふんどし、円石は丸くなった石
?????cFQ2f7LRuLYP.icon
左注に解説があった
舎人親王が近習に「もし意味の通じない歌を作るものがいたら、銭と帛を遣わそう」と言ったところ、安倍朝臣子祖父という人がこの二歌を作って献上したのだそうな
腋の草を刈れという歌(3842)
あっ鰻の歌だ
万葉集の鰻の歌
これ巻十六か…
謎の草のたとえ
3855
皀莢に延ひおほとれる屎葛絶ゆることなく宮仕えせむ
さいかちにはい広がるくそかづらのように、絶えることなく宮仕えします!!!!という歌
皀莢はさいかちのこと
くそかづらは悪臭を放つ草なんだそうで
ヘクソカズラ - Wikipedia
ええ…なんでそんな植物で詠むの…?cFQ2f7LRuLYP.icon
「そうきょうに 延ひおほとれる屎葛 絶ゆることなく 宮仕えせむ」 高宮王『万葉集』(巻十六、3855)
そうきょう(皂莢、ジャケツイバラ)に絡みながら延びてゆくクソカズラ、その蔓のように絶えることなくいつまでも宮仕えしたいものだ…といった意味で、高宮王が奈良時代の公務員の宮仕えに関する決意表明を歌に表したものとされる。
ヘクソカズラ - Wikipedia
宮仕えに関する決意表明、クソカズラで表明したいcFQ2f7LRuLYP.icon
恋力
3858
このころの我が恋力記し集め功に申さば五位の冠
恋力は「恋の骨折り」をいうらしい
「骨折りを記して評定してもらったら五位にはなると思います」
好きcFQ2f7LRuLYP.icon
ひと通り読みおわった