道具的理性
https://kotobank.jp/word/道具的理性-169860
フランクフルト学派第一世代の M.ホルクハイマーや T.アドルノらが啓蒙的理性の退落形態として批判した理性概念。
自然科学的認識による世界の脱魔術化を特徴とする啓蒙的理性の自己展開が人間対自然の枠組みから,やがて人間対人間の支配関係まで肥大化する現象をさす。
なに言ってるのかわからない基素.iconcFQ2f7LRuLYP.icon
この文章を読んだ僕の解釈nishio.icon
まずカントは啓蒙とは何かで「理性を自分で使えないのはガキだ、後見者なしに使えるようになれよ」と言ったわけだが(超訳)
この「理性の後見者」とは要するに「神」のこと
「自然は神様が作ってすげー、落雷は怒りだこわー」の状態から自然科学的認識によって「いや、落雷って神の怒りじゃなくて、ただの放電現象じゃん」(ベンジャミン・フランクリン)となった
こういうのが進んでいくのが世界の脱魔術化
神秘のベールがはぎとられてる
関連: 量子サムネイルの脱魔術化
なるほど基素.icon
この自然科学的認識を「自然を搾取するための道具だ」と言ってる人がいる?誰?
で、ホルクハイマーらは「自然だけじゃなくて人間を搾取するための道具にも使われてるぞ!イクナイ!」って言った、ってコト?!
自然科学的認識以前の「神が言っている」でも神を搾取の道具に使っていたのでは?基素.icon
十字軍 神は言っているのでエルサレムを取り返す!
賢いホモサピエンスが愚かなホモサピエンスをその知性によって搾取するのは当たり前の現象では?クオリアさん.icon
「搾取」って言葉をババ抜きのババみたいな「相手に押し付けたら自分が勝てるカード」と思ってんじゃないかなnishio.icon
自己展開ってなんだyosider.icon
このように、個体としての人間の意識の内に、自分自身の人生と生き方を常により善い方向へと自ら発展させていくという超越的な自己展開の力が存在するのと同様に、
そうした人間の集合体としての国家においても、その構造の内において常に人間の自由を拡大していく方向へと自らを発展させていくという自らの内なる理念を自己展開していく力が存在すると考えられることになります。
理念の超越的な自己展開の力としてのヘーゲルにおける人間と国家の弁証法的発展の構造、ヘーゲル歴史哲学の整合的解釈③ | TANTANの雑学と哲学の小部屋
AがA自体を発展(?)させようとする性質をもつことを「Aは自己展開する」という?
https://ja.wikipedia.org/wiki/道具的理性
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当時に広まっていた啓蒙思想を批判するという意味で用いられていた。
啓蒙思想というのは
当時に支配的であった宗教の教えに反し、
科学的認識によって自然を人間の支配下に置くことを可能とし、このことから人間は搾取を行うという形に変わって行くと考えられていた。
このことから理性というものは実のところは自然や社会から搾取をするための道具に過ぎないと主張された。