逆機能
dysfunction
正機能 (順機能) eufunctionとの対置概念。
従来の機能主義の目的論的性格を補正して発展させるために R.マートンによって提起された。
機能的要件としてのある事象の観察結果が,
その事象を含む上位体系の存続,均衡,安定,問題解決などに対して促進的であれば正機能と呼ばれ,
阻害的に作用していれば逆機能となる。
現実的にはこの2つの機能を同時に果す場合が多く,
上記の判断もしばしば観察者の価値観点の相違による。
Robert K. Merton