路上観察学
路上観察学会(ろじょうかんさつがっかい)とは、路上に隠れる建物(もしくはその一部)・看板・張り紙など、通常は景観とは見做されないものを観察・鑑賞する団体。 1986年(昭和61年)設立。学会を名乗っているが学会的運営をされていたわけではなく……実質的には筑摩書房の編集者松田哲夫の企画により赤瀬川原平を中心に据えた、文筆家・美術家・漫画家・特異な収集家を本の出版に合せてまとめた集団である。 1970年代、美学校で考現学教室を主催していた赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)師ら中心となって発展した 街中の建築物などに付着した無用の長物を観測する『超芸術トマソン』、 藤森 照信(ふじもり・てるのぶ)氏ら西洋館・看板建築探索の『東京建築探偵団』、 南 伸坊(みなみ・しんぼう)氏の街角に張られている張り紙を研究した『ハリガミ考現学』、 一木 努(いちき・つとむ)氏の『建物のカケラ』集め、 林 丈二(はやし・じょうじ)氏の『マンホールの蓋』の調査、 女子高生の制服を観察しスケッチをした、森 伸之(もり・のぶゆき)氏の『女子高生制服ウォッチング』、 博物学者、幻想文学、神秘学研究家の荒俣 宏(あらまた・ひろし)氏などが集まって、 1986年1月27日『路上観察学会』が発足、新しい学問として『路上観察学』が誕生したのです。 しかし『学会』や『学』の名前がついていても、実はその存在自体が既存の「学問」のパロディーなのであって、 そこが『路上観察学』の醍醐味であり、面白さなのです。 人から見たら、何でこんな事を観察・研究するの?という非実用性、非商用性なものを、 学問的に科学的に調査・発表していこうというのが、『路上観察学』の趣旨です。
歩道橋も仲間に含められそうとは思ったsta.icon 街のあれこれをなんとか捉えたいという溢れん?ばかりの衝動
これの受け皿として「学問的にまとめる」を設定したって感じなのかな
sta.iconも自分のproject/staで自分勝手な理論や概念を提唱しているが、親近感を感じる 昭和(発足時)の街並みというと、今からすれば既に景観の一種だなはるひ.icon
コミケとかで同人誌が出てそうなイメージinajob.icon
この手の奴はコミケもそうですが資料性博覧会でも出会えるかもしれませんhatori.icon 川口市立アートギャラリー・アトリア(川口市並木元町1、TEL 048-253-0222)で9月10日と17日の2回にわたり、「やさしい鑑賞講座『路上観察』超入門」が行われる。(川口経済新聞)
入門講座!