落語の「千早振る」
この歌を見るたびに落語の「千早振る」の方が頭に浮かんで「ふふっ」となってしまうhatori.icon 元ネタが見れたので読んでみようcFQ2f7LRuLYP.icon
◯は読めなかった所
https://gyazo.com/2cc0895d69a04a7dbb87a384c8083ef4https://gyazo.com/7ccda79209af08f07f56fef0f00d87c9https://gyazo.com/9285195f6280c286881635ddaee00009
ちはやふる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くゝるとは
此歌はあまねく人しる所なれども、そのあやまちをたゞし口伝をしるす
有名な歌だが、間違いが流布しているので誤ちを正す、という名目。
ちはやふる
ちはやといふ女郎ありけるが、ある角力取その女郎をあげてあそびけるに、此女郎よくきゃくをふるくせありて、かの角力とりをそのよさん/\ふりける。 神代もきかず
その角力とりは、ちはやにふられてさみしくひとりねしてゐるゆへ、いもと女郎の神代といふをくどひてみたれど、神代もきゝいれぬなり。
龍田川
かの角力とりの名を龍田川といふ。その後角力とりをやめ、とうふやをはじめ、とせいをいたしける。
渡世を致すかなcFQ2f7LRuLYP.icon
からくれなゐに
ちはやは、あまりきゃくをふりふりして、年あけのじぶんもせ◯ねならふといふきゃくもなく、ついにかみくずがひの女房となりそふもゐとけず、
紙くず買い。廃品を買って暮らす人。
又たどんうりの女房となり、今はその日をくらしかね、朝夕の食事にもかてめしをくふやうなるまで、
炭団(たどん)。木炭や石炭を加工した燃料のこと。火鉢や行火で使う。
糅飯(かてめし)。米が足りない時、米に麦、大根、豆類などを混ぜてたいた飯。
龍田川が内ともしらず、かのとうふやへ、とうふのからをもらひに行しが、たつた川は、むかしのいしゅがあるゆへ、からをくれぬ也。その心を「からくれない」とはよめり。
いしゅ:「意趣返し」の意趣。恨みの心、人を恨む気持ち。
おからをくれない、ゆえに「からくれない」。
くくる
ちはやは、しょせんかつゑて死なんよりは、いっそ身をなげんと、からす川へ身をなげける。その心を「くゞる」とよめり。
かつゑ:飢(かつ)える。ひもじくてお腹がすくこと。
からすがわ:よくわかりません。
上の注に手毬唄として載っているが残りMPが少なくて読めないcFQ2f7LRuLYP.icon
井戸ではなくて川に身を投げているcFQ2f7LRuLYP.icon
2hoplinkで業平と井戸には関係があるので、そっちがわに引かれたのだろうか
とは
とはトハ、ちはやがおさな名なり。
天然の用例が見つかると嬉しい