菜種梅雨
なたねづゆ
3月中旬から 4月上旬にかけて,
菜の花
(→
アブラナ
)が咲く頃に降る
長雨
。「
春の長雨
」ともいう。
高気圧
がはり出したり
移動性高気圧
が北に偏って日本列島を通ったりするために,関東地方や太平洋沿岸部には冷たく湿った北東風が吹き,
前線
が
停滞
しやすくなる。そこへ小
低気圧
が次々と発生,東進するため,
すっきりしない天気
が続くことなる。
菜種梅雨(なたねづゆ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
春
の
季語
特に
晩春
にあたる
その他の名称
春雨
(はるさめ)
食品の「春雨」の名称は、日本で名付けられた
美称
らしい
hatori.icon
cf.
春雨 (食品) - Wikipedia
春霖
(しゅんりん)
「霖」は長雨を意味する
催花雨
(さいかう)
「催花」が同音の「菜花」に通ずる
cf.
春雨じゃ濡れて行こう
春雨じゃ濡れて行こう(ハルサメジャヌレテイコウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
行友李風
作の
新国劇
「
月形半平太
」で、主人公が
傘
を差し掛ける
舞妓
に言う有名なせりふ。一般にも、
小雨
の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
cf.
月形半平太 - Wikipedia
(つきがた はんぺいた)
この台詞には表記ゆれがいくつかあるようだ:「春雨じゃ、濡れてまいろう」等
参考
菜種梅雨 なたねづゆ|季語|暦生活
「春の長雨」と「菜種梅雨」、同じ意味? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所
関連項目
雨
梅雨
停滞前線