腹いせ
腹癒せ
《「
腹
を居させる」の意か。その際の歴史的仮名遣いは「はらゐせ」》
怒り
や
恨み
を他の方に向けてまぎらせ、気を晴らすこと。
類語
念晴らし
例文
彼等は、腹癒せに戸棚に下駄を投げつけたり、障子の桟を武骨な手でへし折ったりした。
黒島伝治『豚群』
私とても、言葉の上の皮肉や、自分の
行李
を放り込む腹癒せ位で、此事件の結末に満足や諦めを得ようとは思っていなかった。
葉山嘉樹『浚渫船』
腹癒せ(はらいせ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書