肩をすくめるアトラス(ネタバレ注意)
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Day1
第一章「主題」読んだ
面白い!
現状、ざっくり言えば頭硬い社長と頭柔らかい妹の戦い
社長が「リアーデンメタルなんて使った前例がないじゃないか」
妹が「もう契約してきました、問題があるならあなたがキャンセルの電話をしてください」的な感じ
妹いいぞ!萌え!
より大きな謎が提示されて終わる
主題で始まり主題で終わる
第二章「鎖」
10年かけて開発したリアーデンメタルの初めての受注があって、その初めての出鋼で作ったチェーンを妻にプレゼント
「つまり、鉄道のレールのかけらとまったく同じ価値があるってこと?」
ぐわーーーーー!
「あなた、本当に感謝いたしますわ。大事なのは物ではなく気持ちですものね」
やめて!リアーデンのHPはもうゼロよ!!
「愚鈍さに腹を立てる自分が愚かなのだ。悪意ではなく無力さなのだ。彼らは能力が感じさせてくれる喜びも、無限の可能性も知らないのだ」p.67
クオリアさん.iconいいですね、このフレーズ!
ニートの弟が「社会的意義のある活動」のために募金を集めてなかなか集まらないとぼやいてるのに対して、出してやろうとしたら「小切手じゃなくて現金でいいかな、兄さんの会社からお金が出てると知られると恥なんだ」とか言われる
キーー!ムカつく!!
新聞記者に「鉄鋼を作って金儲けをすることにしか興味がない」と書かれて評判を落とされているぞ、と友人に忠告されてた
「事実だが、なにか?」的な感じだった
もう世論からは悪の枢軸みたいに思われてるのか…
第三章「頂上と底辺」
会社の経営が悪化してる時に「公益のためだ」と言いながら自分が個人的に出資してるメキシコの鉱山への鉄道を引く社長(世襲、長男)
なんとか経営を立て直そうとする妹
収益源の路線がメンテされず老朽化していき、大型顧客の荷物が壊れて、別の新興企業の路線を使うようになる
読んでて心が苦しくなるよ!!
「昔、人は目的を持って早くそこにたどり着くために走っていた。この頃は誰もが何かに怯え、ゆくあてもなく逃げるように走っている」上手い表現だなぁ p.100
色々な商品が供給されなくなってきている
レールも13ヶ月も納品されてない
社長がそれをほったらかしにしてるから妹は独断でリアーデンスチール製のレールに切り替えたのだ
有能な若手を昇進させようと思っていた矢先に「辞めます」と言われる
なぜなのかさっぱりわからなくて困る妹
昇進させようとしていた役職を伝えても、若手の気持ちは変わらない
なぜなのか…(伏線)
第四章
信頼できる施工業者が急に会社をたたんで居なくなった!
リチャードハーレイ、作曲家
大成功の翌日に作曲家活動の終了を告げていなくなる
社長が熱心だったメキシコの鉱山と鉄道、国有化されたw
妹の心配の通りだw
共食い防止協定
指定区域内で二社以上の営業を禁止、古い側に優先権
第五章
要約できない面白い話
妹ダグニーと、ダンコニア鉱山のフランシスコ・ダンコニアが幼馴染であることが明かされる
フランシスコがとても有能であるエピソード
メキシコのサンセバスチアン鉱山の接収はフランシスコの意図的なものであった!
第六章
「財産の所有はそれを接収しない人民の好意によるものだ」
口で「個人的な利益の追求は悪だ」と言って、有能な個人が生み出した価値にたかる世論に対して、フランシスコが「その世間のいう美徳をやっただけだが?」と切り返してきた!
なるほど、社会が「企業の目的は生産ではなく従業員の暮らしだ」と定義するなら、全く銅を生産しなかったが従業員に何千人もの人に一生掛かっても入手できなかったであろう生活を提供したサンセバスチアン鉱山は大成功か、確かにその通りだ p.231
信頼について p.236
横領主義 243
「困窮はいいことだ、不便さを甘受することは美徳だ」p.247
妹とフランシスコが好きな素晴らしいハーレイの音楽をぐちゃぐちゃにして笑いものにする曲を作る人
リアーデン妻、リアーデンメタルで最初に作られたブレスレットをつけて「値段がつけられないほど貴重なものですよ、もちろんいつでもダイヤのブレスレットと交換してもいいけど、不思議なことに誰もそう申し出ない、とても価値のあるものなのに」と夫を当てこする
ダグニー、カッとなって自分のダイヤのブレスレットと交換を申し出る
第七章
リアーデンメタルに反対する人「前例がないのに」「あなたがいうように本当に素晴らしいものなのか、それとも他の大勢がいうように単なる詐欺なのか」p.264
エリス・ワイアットとの和解
たとえ話「若さの泉を見つけて、人類に持ち帰りたいと思った、しかし戻ってこなかった、持って降りられないものだとわかったからだ」288
「リアーデンメタルが良いものでなければ世間に物理的危害、良いものなら…社会的に危険」292
国家科学研究所「レアーデンメタルは一定期間使うと突然亀裂が生じるかもしれないがその期間は予測できない」などという実質的に何も言ってない声明を出し、何言ってないので反論もできない
「人を扱うとき、真実以外に考慮すべき問題が関わってくる」p.304
「彼らの前に知性は無力だ」310
3人の有能な教え子がいたことが明かされる
フランシスコ・ダンコニア、ラグネル・ダナショールド、もう一人は不明
ダグニー、新しい会社を設立
フランシスコとの会話
矛盾にぶつかったら前提を確認するんだ 324
330リアーデン訪問
331 みんなが力を合わせて 熱い展開になってきたぞ
346 機会均等化法案とおった!
まさかそんな頭のおかしい法律が通るなんて思ってなかった
372 「事実についての報道はおしなべて主観に過ぎない」
378 現場はみんな応援してる、涙腺緩むね
391 精神と肉体
407 あーそうなるのかー
第9章
ラグネル・ダナショールド
あー、そうか、海賊か
ハンク、こじらせてるなーw
機会均等化法のせいでコネチカットからコロラドへどんどん会社が出ていってしまう
「なぜみんなコロラドに押しかけるんだ、ここになくて向こうにあるものはなんだ」「ここにあって向こうにないものかもしれませんね」
共食い禁止法で新しい参入者を潰して独占状態が作られたのに、今度は古い会社の 独占状態は不公平だと言われる
「ワイアットの生産高を制限すべきだ」444
廃業された20世紀モーターズを見にいく
周囲の文明は衰退している
廃墟になってる
見たことのないモーターの模型を発見した469
ディーゼルの半分の大きさで10倍の動力があるモーターだ!
作った人はもういない、残骸からの復元もできない
使える金属は引き剥がされている、ここで発明されたモーターの価値を誰も理解しなかったのだ
「生活が苦しくなってるから書類は点火用に使われたのでは」
裁判所で火事がありすべての記録は失われている
ユージンローソン 共同国民銀行 頭取→破綻→経済企画国家資源局
「すぐ戻ってきた方がいい、やつらはコロラドを潰すつもりなんだ!」
ジョンゴールト線の最高速度を下げる要求
貨物列車の全長を制限する要求
コロラドで運行する列車の便数が近隣各州を越えないようにする要求
悪い「平等」だnishio.icon
リアーデンメタルの生産量を同等の製鉄所と同程度にする生計維持法
リアーデンメタルを必要とする顧客全員にリアーデンメタルを等しく配球する公正分配法
東海岸の企業の州外移転を禁じる公共安定法
「君は自分の都合で国家経済を運営しようと思ってはいけない」「国家経済を運営したくなんてないわ!運営者にほっておいてほしいの!」
リアーデンメタルの線路を時速200マイルで200車両を牽引する機関車に手が届きそうな時、それを諦めて時速60マイルだの60車両だのの交渉に時間を費やしてもいいのか?490
つらいなnishio.icon
「僕は君と同じくらい上手く鉱山を運営できるし、君のやっていたことは全部やった、なぜいつも予想外に不具合がおこるのかわからないよ、予想できないことに責任は持てない」
いやいや、そういうところだぞ…nishio.icon
「やっていたこと」をまねるだけではダメなんだ、環境は常に変化するから、同じことを繰り返してもうまくいかない
第十章 ワイアットのトーチ
モーターを探す
リアーデン社へ鉄鉱石が来なくなった
なんとか法でリアーデン社の鉱山を所有することになった企業が裏切った
需要がめちゃくちゃあることは分かってるのにくだらないことでリアーデンメタルの生産を止めたくない
利益度外視、リスク承知で、倒産寸前の鉱山に帳簿に残らない貸付けをして鉱石をかき集める
リアーデンとリリアン
「真実じゃないことをなぜ知りたいんだ」「それが良心的な人の残酷なところ」497
「君は何があれば幸せになるんだ」「それはあなたが見つけてくれなければいけなかったこと」
「君はなんのために生きているんだ」「なんて無骨な質問、啓蒙された人ならそんなことは聞かない」「なら啓蒙された人は人生で何をするんだ」「何もしない、それが啓蒙されているということなの」503
511 ローソンとダグニー
「僕は生涯、いまだかつて一度も利益を出したことがないと誇りをもって言えます」「それこそ何より軽蔑すべきと私が考える言葉です」
リー・ハンサッカー
マイダス・マリガン
「君が金持ちになれないのは僕がやっていることをギャンブルだと思っているからだ」
マイダス・マリガンの失踪
銀行は整然と解散され、マイダスとその個人資産がどこへ行ったのか誰にもわからない
リー「経営が逼迫している時に研究所に回す金はなかった、重役室に近代的な浴室をつけて、従業員にカフェテリアを作った」
ロイ・カニングハム
スターンズ
スターンズ家
アイビー・スターンズ
「目的は機械を生産することじゃない、良いことをすること」
「素晴らしい計画を工場に持ち込んだ、しかし人間の強欲に敗北した」
素晴らしい計画とは:「多数決ですべての人の必要と能力を定めた。報酬は必要に、罰金は能力に応じて分配。投票で決まった生産高を下回ったものは賃金なしで残業して償う。人が個人的な利益ではなく兄弟愛に動機づけられるようにしたの」
ウィリアム・ヘイスティングス
20世紀モーターズの技監
5年前に死んでいた
モーターを発明したのは若い助手
妙な話だがその若い助手と一緒にいた男性が食堂のシェフをやっているのを見かけたという情報
食堂 p.535~
食堂のシェフはヒュー・アクストン
「理性の最後の擁護者」
「またはその復活の最初」
「天才の発明品が廃墟に置き去りにされ、哲学者が食堂のシェフとして働くことが考えられないと思うなら、前提を確認しなさい」
三人の弟子
「三人の成長した姿を誇りに思いますか?」「願っても見なかったほど誇りに思っている」
キタコレ、一人は行方不明、一人は海賊、一人は鉱山を破綻させたが「誇り」だとnishio.icon
国家的緊急事態宣言
要求されてたことに加えて「すべての鉄道社債の利息と元本の支払いにモラトリアム」
ジョンゴールド線を応援するために出資した出資者に対する支払いをブッチ!
「今朝までその所有者の安定と未来の後見役であったジョンゴールト線の社債は、一時間のうちにただの紙切れになってしまった」
「逼迫した州を援助するためコロラドに特別税を課す」
エリスワイアットの元に駆けつけるダグニー
油田は一面の炎、エリスは失踪
「後になってエリスが丘のふもとのポストに打ちつけた板以外何も残さずに消えたと聞かされ」
板「見つけたまま残していく。好きにしろ。お前らのものだ」
第一部 完
うわー(絶句)
第二部
まず第一部のメモを読むかw
要約
有能な人、仕事を任せたいと思える人が次々と仕事を辞めたり、失踪したりしていく
「理性の最後の擁護者」ヒュー・アクストンが田舎のレストランのシェフをしている
ジョンゴールド線をリアーデンメタル製の素晴らしいものにするために、たくさんの人が力を合わせて達成!やった!ここれから利益を上げて、出資してくれた人に分配するぞ!というところで国家的緊急事態宣言で社債が紙クズに…
エリスワイアットもおそらく失踪
第一章
発電所に落雷のため国立科学研究所は5日も停電が続いている
フロイドフェリスにより国立科学研究所から出版された本の内容にロバートスタッドラーは不服
石油の欠乏
ワイアット油田は政府が引き継いで再生しようとしている、国立科学研究所にその仕事が来ている
「なぜ?専門外」
「ワイアット氏が採用した特殊な石油抽出法を再構築するのに優秀な科学者の頭脳が必要だから」
国立科学研究所は石炭炉に転換する段取りを整えていたが、炉の部品を鋳造していた鋳造所が予告なく閉鎖したのでできなかった
いなくなったのはアンドリュー・ストックトン
本について「人一倍愚鈍なものでも、君の主張に矛盾を見つけることができるはずだ」「それがわからない者は、僕の主張を信じるにふさわしい」「そんなものに君は科学の威信を与えたんだぞ!」
「あなたはこの本が考える読者のために書かれたように話される、そうじゃない、この本は大衆向けだ、そして大衆は考えないものだ…人々は考えたいとは思っていない、しかし本能によって考えなければならないと感じ、罪悪感を覚える。だから考えないことを正当化する理由を与えてくれる人を祝福し追随する」
「ヒューアクストンがいれば」「おりません」
ウェスリームーチに絶賛されている
車会社のハモンズも消えた
スタッドラー、彼が価値を認める人は誰ももう二度と彼に会いたいとは思うまい
自分が公式にあの本を非難する案、その脅しは効き目がないだろう、もはや自分の言葉になんの効き目もないと知るのが怖い
ダグニーからの電話で大喜び
ワイアット油田がなくなったことで小規模油田は喜んだが、供給が不安定になったので電力などの大口顧客は石炭に転換し、小口顧客は変動を吸収できなくて倒産した
石油採掘器具の市場が縮小してドリルの刃が5倍に
輸送する石油が減って小さい鉄道会社が破綻
鉄道会社に運賃引き上げの許可が出て
跳ね上がった生産コストに見合う額で石油を買う顧客はもういないことに気づいた
アンドリューストックトン
石炭への転換の仕事が集中
そして失踪
ハモンドも失踪
ダグニー「次は誰?」
ストックトンの妹「最後の夜に男性が会いにきた」
公共の平等のための補助金
空っぽの列車の方が利益が大きい
返さない借金
凍結された社債の「解凍」
政府の判断、判断根拠は不明
拒否されて評価額より安く売る人
それを買って解凍許可を得る人
p29 強者に弱者の自尊心を傷つける権利はない
p37 他人の業績への憤り
やつらは成功を妬む
すべての人間が自分より劣る世界
そんな夢を見ることが凡庸さの証拠
倦怠感
賞賛できる人間への渇望
ケンティンダニエルズ
博士「ジョンゴールトという名前の人物を知っていた」
死んだに違いない
公平分配法
誰に割り当てられるのか
p53 リアーデンは何かに気づく
p70 「きみが犠牲者だからだ」
「俺たちからのなんらかの承認を求めている、それを与えてはいけない」
「前提をすべて確認すること」
2章
89 「有能ではないってことが真に人間らしい行為なんじゃないのか?」
95 「長所だと分かっていて、それを必要としながら、あなたを罰しようとする人がいる」
ムーチがジェイムズの結婚式に来なかった件
リアーデンが参加した件
リリアン「世界一の馬を飼っていればくつわを噛ませて全力疾走しないようにするでしょう?」
リリアンとダグニーのバトル
「金の貴族を排除して」「コネの貴族にかえるのです」
p121 アメリカの銅産業が壊滅したことにより銅を輸入する必要が生まれ、ダンコニアの銅が輸入された、ジェイムズが匿名で株を持っていたことや法律を作ったことを結婚式に現れたダンコニアが大声で感謝
人の思考が富の根源p126
演説
「君と話がしたいんだ」「この15分僕が誰に話していたと?」デレかよ!
137伏線
「ここでもっとも重い罪を犯してるのは誰か?」
たぶんリアーデンは気付いてないけどリアーデンだなnishio.icon
「ダンコニアの株を絶対に買わないでください」
「公正分配のハゲタカがどこに利益を隠したか、ダンコニアの株だ」
「計画的破壊の証拠はない、単なる無能さの結果として普通に説明がつく、近頃では無能さは罰されない」
おっと、そうくるのかnishio.icon
第3章
157 浮気がバレた!w
166 フェリスがリアーデンを強請る
「法律がなんのためにあると思う?破ってもらうためだ」
「潔白の人間を支配する方法はない、あらゆる政府の唯一の権力は犯罪者を取り締まる力、犯罪者が足りない時はそれを作る」
リアーデン、解答に気づく
「君の制度には欠陥がある」
失踪だなnishio.icon
「一人いなくなると別の人間が猛烈に必要とされる、次にいなくなるのは彼だ」
ケンダガナーの失踪を止めるためにダグニーが行く p177
間に合わず
問答 p183
ドルマークのタバコ188
「お別れは言わないよ、そう遠くない将来に君に会うだろうから」「お戻りになるのですか?」「いや、君が仲間になるんだ」
191 リアーデンとダンコニア
「なぜ人生の目的を工場の目的と同じようにしないのか」195
201「リアーデンさん、あなたは重罪を犯しています」
202 アトラスの話
ダンコニアの正体
「彼女は軽蔑することによって彼を傷つけたがっている、しかし彼女の反対を尊重しない限り、彼が傷つけられることはない」それな p.217
リアーデン裁判
抗弁の機会を拒否する241
フランシスコ12年前に気づいたこと
リアーデンにこの先起こることがわかる
ダンコニアどう
ダナショールドに襲われて沈む
石炭の遅配
農作物の破棄
農家の廃業
インフラがどんどん崩壊していく…
リオノルテ線廃線
ダンコニア訪問
302 きな臭いぞ!
ジョンゴールトは気が変わったプロメテウス304
浮気の尻尾掴まれた316
あーあ、バレちゃった
廃業の禁止338
不確実さを避ける346
特許権の自主的返納
373
発明も石や雑草のように説明なく押収される自然の物体
「限られた人間に独占させておくべきだろうか?」
独占されてることによって不足してると思い込んでるけど、実際はむしりとろうとして足を引っ張りまくってるせいなんだよなnishio.icon
燃料として犠牲者の美徳を要求する懲罰
ダグニーを盾に脅されて「自発的に」リアーデンメタルの権利を放棄させられてしまう
なかなか読み終わらない、だんだんメモが雑になってるwnishio.icon
続き
2巻のp.382から
さらに加速しよう
ダグニーいなくなってるけどそれが知られると会社の信頼が既存されるから隠してる
金の延べ棒
正義の象徴
ラグネル・ダナショールド
ロビン・フッド
金持ちから盗んで貧乏人に与えた
逆をする
より正確には「泥棒の貧乏人」から盗んで「生産的な金持ち」に返す
所有していない富によって福祉を行い、生産してもいない富を分け与えた
所得税を払い戻す
シカゴのマイダス・マリガン
銀行
世界を再建するときに、運転資金が適切な人々の手にあるようにしたい
オルレンボイルの製鉄所
祟りを作る
警察とボディガード
チャルマーズ
摩耗したレール
ローシーが交換をキャンセルした
ディーゼル機関車がなく蒸気機関車ではトンネルに入れない
ジムタッガートに電報
なんとかしろと圧力を掛けて現場のまともな人がいなくなり、機関車でトンネルに入って全員死亡
第8章
ダグニー
1ヶ月後
ダンコニア
トンネル崩落
トンネル内で止まっていた蒸気機関コメットと爆発物満載の軍用車両が衝突、信号故障のため
ジムとエディ
ダグニー戻る
9章
ダグニー、ダンコニア、リアーデン
10章
535 仕事ではなく窮状がその世界の通貨になった
世界のモーターを止める
ジョン・ゴールト
ケロッグ
ドルのタバコ
5セント、金で。
ドルとの交換レートは存在しない
モーターの研究者がすれ違いで連れ去られ、追いかけて谷底へ
2巻完了
3巻
ジョンゴールト!
モーターの発明者
マイダス・マリガン
アクストン
第一の掟 p.20
誰もが常に自分の目で見なければならない
生活をしている
アトラスが肩をすくめて逃げたあとの話
「誰もがくだらない仕事なんてものがないことを知っている。それをやりたがらないくだらない人間がいるだけ」
「財産は人生を拡大する手段に他ならない。それには二つのやり方がある。より多く生産するか、より早く生産するか」
「利益ではなく効用のために働いている」
「自分の人生を所有し、それを成長につぎこむことよりも素晴らしい財産があるだろうか?」
若さの泉
持って降りられない
「最高の能力を持つ人間を見つけて雇うことを恐れる者」
p50 コイン
58 私は決して他人のために生きることはなく、他人に私のために生きることを求めない
62 語るのではなく示す、主張するのではなく証明する
69 ストライキ
72 思想家が思考の存在を否定するものを思想家として受け入れる
偽札に寛容であるようなもの
健全な銀行業の原則
ハンサッカーの訴訟
80 切望していたのに、必要と知らずにいた財産
道徳的承認
84 選択が難しく思えるなら、まだどちらかである必要はないと考えているから
140 交響曲にせよ炭鉱にせよ、すべて仕事は創造する行為であり、同じ根源から来ています。つまり自分の目で見る〜
171 君の将来のために最上のことを考えるときに、われわれの知識に頼らないことだ、君が知るまで最上にはなり得ないからね
174 あと一歩で公然たる暴力に進む、そのときにそこにいて欲しくない
184
215 ポスト真実だなー
248 出演を決める
ジムとシェリル
ダグニーとシェリル
359 ダンコニア銅金属の国有化
397 小麦輸送の貨物車が大豆に横流しされる
大豆はカビてた
415 ワイヤーが修理できないので人間が信号をする
420 ジョン
450 鉄鋼統一計画
469 謎が解けた
480 暴動とナース救出
483 子供に思考は無益と教える
488 ダンコニア!
505 世界恐慌演説
551 電灯はつけておきながら発電機は破壊したいと公言する諸君
〜598
617
6…
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社会善と利他主義を旗頭にしてアメリカを社会主義化、共産主義化しようとする政府を、偉大なる賢人たち(発明家、鉱業家、商人、創造のための破壊をする人、組織を運営する人など)がリーダーとなり、それに真っ向から歯向かう。そして、知的活動を担う人々のサボダージュを引き起こすことによって政府を倒し、それまで社会主義化を支持(暗黙の了解も含めて)してきた一般の人たちを「改心」させるというのが筋書きである。 「人は利己的に生きなければならない」
「利他主義を排せ」
アイン・ランドの言う「利己的」とは、人間は生存のため、自分の利益に深い関心を寄せ、他人のために自分を犠牲にしてはいけないということである。「利他主義を排せ」とは、価値あるものを獲得しようとして活動した者と、その活動によって獲得されたものの受益者が同じでなければならないという主張だ。 利他主義を採用すると、受益者は価値を生み出した者ではなくて、価値を生み出さなかった者になる。このとき、その移転は、社会善や公共の福祉という目的のために正当化される。社会がそれを望むのだから、それに奉仕する義務があるといって、価値を創り出した者に「たかる」者(政治家や価値を生み出さない者など)が生まれるのである。
しかし、ランドによると、社会にはそもそも実体がない。社会とは単に多くの個人の集まりであり、ある種の人々が多数派となり、自分たちが欲しいものを社会善の名のもとに、本来の受益者から強奪するというのである。
当時の時代背景も考慮する必要があるだろう。1950年代から60年代は、ソ連を中心とする社会主義の共産圏と、アメリカをはじめとする民主主義の国がときに激しく対立する東西冷戦の時代だった。それもあって、社会主義による計画経済、共産主義に対する断固たる拒否が本書の底流にあるのだ。アイン・ランドの母国がロシアであったことも大きな影響を与えている。ソ連によって当時喧伝されていた経済的・社会的成功は、絵に書いた餅でしかない、まったくの幻想であることを、彼女はよく理解していたからである。
利己主義を中心に据えたランドの思想(ランドはこれを客観主義と呼ぶ) 自分の利益を大切にするために、理性を駆使し、目的にむけて生産し、自尊心を高く持って生きよ
アイデアが社会発展の源泉
・態度を表明しないのは悪である。
「すべてのことがらには二つの側面がある。一方は正しく、もう一方は誤りだが、中間は常に悪である。誤っている人間はまだしも、選択の責任を引き受けるだけではあっても、真実へのいくらかの敬意を保っている。だが中間の人間は選択肢や価値など存在しない振りをするために真実を抹消し、どんな戦いにも関与しないことをよしとし、無実の人間の血で金儲けもすれば罪人のもとへ這いつくばっていくこともいとわず、強盗と被害者の両方を刑務所に送り込むことで正義を分かち、思想家と愚人に歩み寄りを命じて争いを押しのける悪党である」
ランドの思想をまとめれば、徹底的な自助努力の要求と、卓越性への希求、発明・アイデアの重視と生産し交換する資本主義の徹底、最小限の政府と人民が知性を使い自分で考えて正しい(利己的な)選択をすることである。 反論
ストックされた富そのものが富を生む構造になり、本人の知恵やアイデアと無関係に(腕利きの投資コンサルタントや資産管理人のような)適切な代理人さえ発見できれば、投資によって利益が生まれる状況になっている。アイデアを生んだ科学者や事業家でなくとも、その一族である一部の富裕層に富が偏在する。これはランドがこの本を書いた時代には、まだあまり認識されていなかった点である。