聞きなし
聞きなし(
聞き做し
、ききなし)とは、
鳥
や
動物
の
鳴き声
を人の言葉や文字に置き換えて覚えやすくしたものである
[1][2]
。
ウグイス
の鳴き声に「
法華経
」のような意味のある言葉を当てはめたり
[2]
、
コマドリ
の「
ヒンカラカラカラ
」のような意味のない文字に置き換える
[3]
。
イヌ
の鳴き声を、日本語では「
ワンワン
」、英語では「
バウワウ
」(
Bow wow
)と表現するように、言語が異なればその聞きなしも異なったものとなる。英語では鳥の聞きなしは「
bird song mnemonics
」と呼ばれている
[3]
。フランス語では、動物が「鳴く」と言う動詞は鳴き声の
オノマトペ
から細かく動詞化されている
[4]
。
mnemonic(
ニーモニック
)、mnemonicsは
記憶術
を意味する(
記憶術 - Wikipedia
)
動物の鳴き声の聞き取り方は、歴史的にも変化する。
平安時代
の『
大鏡
』では、イヌの鳴き声は「
びよ
」と表現されていた
[5]
。動物の鳴き声はその動物自体を指す
幼児語
としても用いられる。例えば幼児語では「イヌ」を「ワンワン」と表現する。
聞きなし - Wikipedia
例
ホトトギス
「
特許許可局
」「
テッペンカケタカ
」
キジバト
「
ホーホォオッ↑ホッホー ホーホォオッ↑ホッホー
」
トッケイヤモリ
「
トッケイ
」
名前は鳴き声に由来する
トッケイヤモリ - Wikipedia
ツクツクボウシ
「
ジー…ツクツクツク…ボーシ!ツクツクボーシ!
」「
ウイヨース!
」
猫
「
にゃーん
」
擬音語
、
擬態語
cf.
みなし
(
見なし
、
見做し
、
看做し
)
1 みなすこと。仮にそうであると想定すること。
2 そう思って見ること。気のせいでそう見えること。
「―にやあらむ、屈(く)しいたげに思へり」〈源・賢木〉
みなし(みなし)の意味や漢字 わかりやすく解説 Weblio辞書