終わりなき悔恨～飲酒運転の果てに～

https://www.youtube.com/watch?v=4uf0o9h8_vA

総合

やっぱり、離婚するシーンはかなり来るものがありましたね

主人公に対して献身的で、頑張り続けてきた妻を見た後だったので、余計に苦しかった

それだけ妻は苦しかったと言うこと

それを察して、離婚の話を先に切り出した主人公も辛かっただろうな

そして再婚での追い討ち

主人公の帰ってくる場所がなくなったと言うことなので、ここで本当の意味での全ての喪失を味わうことになったと言うこと

娘から伝えられるのもだいぶ残酷だね

ストーリーに沿って(ネタバレあり)

主人公は、母と幼い娘を持つ小さい会社の営業職のサラリーマン

主人公の幸せさを描く前半

会社は立ち上げ当初からいて、遂に地域で一番ケチャップを売る会社になった

娘はまだ小さく、一番可愛い時期でもあった

事故映像

繁忙期をすぎ、ボーナスを貰い、久々に同僚と自宅でお酒を飲んでいた

同僚の電話に、ケチャップが未納であるから、1時間後までに届けてほしいという連絡が入る

同僚のミス

会社の信用を落とすわけにはいかないと、主人公は自分が運転をして届けると言い出す

アウト

なお、同僚も「ちょっと、でも、」とか言いながら同席してしまう

夜中で雨も降っている、時間も迫っていて焦っている、お酒も飲んでいる

絶対に危険な状況3要素が全て揃っている

誰がどう見ても危険

カーナビを凝視していたその時、横断する父と息子がいて、主人公と父親の目が合う

父親は咄嗟に子供を庇い、車と父親の背中が接触、そのまま車に転がり、二人とも頭を打ちつける

母親が泣き叫び子供の名前を呼び続けて、主人公はただただ唖然とするのみ

同僚は呑気に「やばいっすよこれ」とか言っている

一瞬なんだろうけど、その瞬間だけは目に張り付いて、5秒くらいに思える

ちなみに見てるのは事故予防のため

服役まで

取調室で、刑事に怒られる主人公

瞬間に刑事が「良くないよ」って突っ込んでいた

千原せいじが主演なせいかわからないけど、芸人っぽさが滲み出てる

被害者の父親の死亡が伝えられて、危険運転致死傷罪の適用が決まる

主人公はなんか震えて、すごい顔してた

取り調べ後、在宅起訴になり、家に戻る

主人公の妻は献身的で、一緒に被害者の妻/母に謝罪に行くと言ってくれる

この妻は、最後までずっと献身的だった

被害者父は死亡、息子は意識が戻らず、被害者の母は謝罪を拒否

主人公とその妻がひたすらに院内で土下座をする

会社は取引先の信用を失い倒産

出頭日

何かを察した娘が主人公に帰ってくるのかを尋ねる

何も言えない主人公

妻が「必ず帰ってくるよ」と言って、主人公は勇気づけられる

服役中

疲れていく主人公の妻

多大な賠償を払うために、家を引き払った

懸命に働き続ける妻、ふと仕事先の鏡を見ると、痩せこけて疲れている自分の顔に気づく

娘は幼稚園でいじめられて、行きたくないと駄々をこねる

疲れた妻は、娘をビンタしてしまう

遂には娘と心中を図ろうとするも、

離婚

妻が服役中の主人公との面会に来る

主人公は初めこそ明るく振る舞うものの、痩せこけた妻の顔に気づいていた

遂に主人公の方から、離婚の提案をする

妻は、その提案に対し、否定も肯定もせず、「でも、」と咄嗟に答える

絆創膏と結婚指輪をつけた手を強く握りしめるシーンが映る

事故直後はあんなに献身的だった妻も、辛い目に遭って、こうなってしまう

加害者だけでなく、加害者の家族までもが不幸になってしまうから、事故を起こすな、という強いメッセージを感じます

最後に、「ごめんね」とだけ主人公に言って退出する

再婚

字が書けるようになった娘から、手紙が届く

「お母さんが結婚して、新しいお父さんができました。新しいお父さんが嫌いです。早く戻ってきて」

だってこれ、母もこの内容の手紙を出したってことはわかってるはずだよね

字が書けるようになったとはいえ、まだ子供なので、手紙の出し方等は母か父に聞くはず

つまり、娘がこんな残酷な内容の手紙を出すことを、新しい父か母は承知していたはず

新しい父だった場合は、かなり性格が悪い

母だった場合は、かなり性格が悪い

出所

主人公は被害者の家に訪問する

被害者の息子は未だ意識戻っていない

被害者の母は、目に焼き付けて行けと言う

長い坂をゆっくり登る主人公が映って終了