筋トレの間隔
筋肉はレジスタンス運動を行うと筋線維の一部が破断されます。それが修復される際にもとの筋線維よりも少し太い状態になります。これを「超回復」と呼び、これを繰り返すと筋の断面積が全体として太くなり筋力が上がります。 筋力のトレーニングはこの仕組みを利用して最大筋力に近い負荷でレジスタンス運動し、筋が修復されるまで2~3日の休息ののち、またレジスタンス運動でトレーニングということの繰り返しによって行われます。 逆に筋持久力のトレーニングは最大筋力の4割程度軽い負荷の有酸素性運動で、運動できる限界に近づくように繰り返し続けることによって行われます。これによって筋線維周りの毛細血管が発達し酸素供給力が高まることで持久力が高まります。 なるほど、そもそも鍛えてるものが違うのかnishio.icon
前者の場合は数日の休息を挟む必要がある
後者の場合は毎日やっても良い
「筋トレ」をやる人の中に、暗黙に「筋肉を大きくする」「筋力を強くする」を前提にしている人が割といるので、そういう人が「休息が必要」と言う
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筋トレ後は48~72時間の休息が必要
体を大きくしたい人は、週4~5日はトレーニングに励みたい。
「トレーニングは休息が必要なので週2回が適している」という情報を鵜呑みにしていないだろうか
→日によって鍛える部位を分けることで毎日実行可能にする
最初この二つを「間隔を空ける派」「間隔を空けない派」と書いていたがミスリーディングな気がしたnishio.icon
どちらも特定の筋肉に注目すると2〜3日に1回
頻度高くやる派は部位を分けて行うことで「いずれかの筋トレ」をやる頻度が増えてる
上記の超回復理論、根拠は?と思って調べてたら逆に「週1で頑張るより週5に分散した方が効率的」という話が出てきたnishio.icon 筋力トレーニングは週末にまとめて行うよりも、毎日ほんの少しずつ続ける方がかえって有益であり、筋力・筋量ともに向上するようだ。新潟大学の研究。
4週間後、30回×1日群は、筋肉の厚み(筋肉の大きさの増加の指標)が5.8%増加したものの、筋力については向上がみられなかった。
一方、6回×5日群では、30回×1日群と同様に筋肉の厚みが増加したほか、筋力が10%以上と大幅な増加を示した。
論文の詳しい中身が読めてないのでアブストに書いてあることからどこまで一般化していいのかは微妙
ダンベルカールみたいな、動かすタイプのトレーニングを指す
伸張性運動による筋損傷が運動機能に与える影響
伸張性筋収縮(eccentric contraction, ECC)を含む運動を行うと筋に微細な損傷が生じ,それが基になって遅発性筋痛(delayed onset muscle soreness, DOMS)が数時間後に発症する。 1-2日後にその痛みはピークに達し,1週間程度で自然消失する。
伸張性筋収縮とは
筋が収縮しながらも引き延ばされること
ECCによる筋損傷(exercise-induced muscle damage;EIMD) がDOMSの主たる要因 実施時間が週130~140分を超えると、総死亡・心血管疾患・がんのリスクは高くなる
条件を増やすと面倒になって習慣が成立しないように思うのでまずは同じものを毎日にしているinajob.icon
筋力のトレーニングを毎日やるのは逆効果とかあるのかな?
最大の効果ではないが、ある程度は効果があるように思う
筋力のトレーニングを毎日はできないでしょうnishio.icon
3日目くらいで1日目の遅発性筋痛(筋肉痛)がピークになって、同じメニューの継続ができなくなる
とはいえ、そういう強度の筋トレがそもそも必要なのかって点と、「週2回繰り返すより毎日繰り返す方が習慣を作りやすい」という点を考えるとどっちがいいとも言いづらい