科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌(ネタバレ注意)
科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌(ネタバレ注意)
人が3体結合する奇形がメスにだけ安定化したもの
体型の関係でメスの方が戦闘力が強く、その結果、女尊男卑社会でオスはメスの所有物 「男を守るのは女の役目」
三本指なので人間の手を指が多くて気持ち悪いと思っている 生殖サイクルが15年なので30歳でおばあちゃん扱い
ハルピュイア
鳥型
アラクネの捕食対象
飛行のために物を持たない思想
文明は石器時代相当
レッドキャップ
夜目が効く、日中は見えにくい
蹄により高速走行が可能、馬的
宗教上の理由で人間と敵対する
人間という「危険な病気の猿」を駆逐するべきだと考えている
敬虔な信徒が長になったことで人間との戦争が始まる
主人公が人間側に対して技術供与を行い、対価としてレッドキャップを自分の所有物とする取引を行うことでレッドキャップの虐殺を止める
その後、人間を敵視しているレッドキャップの側では、主人公を精霊であると見立てることによって融和が行われる
賢くて敬虔でない巫女による策
そもそもレッドキャップの信仰における巫女の役割は、負傷して戦えなくなった戦士などの「生かし続けることはコミュニティにとって損失だが、遺伝子的には優れた個体」の子供を作って父親を殺すこと
そのため巫女が生殖行為を行うことは相手の死を意味する、これを「精霊の元に送る」と解釈している
ところが主人公とは生殖行為を行った上で主人公が死なないことで「主人公は精霊の化身である」と意味付ける
人間側に敵性亜人に人権があると主張する貴族が出てくる
マーフォーク(3〜)
見た目と笑い方が気持ち悪く幼い女性ばかり娶るキャラクターが登場する
一見悪役
が、王女はそれらの特徴をまったく問題視していない
王女がそこに嫁ぐことを「本当はイヤ」「自己犠牲」だと周囲は解釈していたが、実はイヤではなかった
王女の考え方が特殊
自身を政略の道具と考えている
合理主義者
王「本当の合理主義者は合理主義者の顔をしない」
合理主義者であることをあからさまに表している王女は「まだ幼いだけ」と考えている
クオリアさん.iconなるほど…
種族の一般的な男女関係の認識は大体人類と同じ感じで、ケンタウロスに「そんなのじゃダメだ」と言われる役回り
ケンタウロス族のタウラちゃんがぶっ飛んだ価値観でガンガン主張してくる系キャラ クオリアさん.icon共感が持てますね
風呂をのぞいた主人公を蹴り、アラクネにガチギレされる
アラクネ視点で言えば人類でいうところの「男湯に入ってきた幼女を男が『裸を見られたから』という理由で蹴った」に相当する行為に見えている
「アラクネと違って男尊女卑社会で良かった、男に家畜のように扱われたい」と発言してマーフォークにドン引きされる
マーフォークは部族によって思想が異なるが、ここで登場する部族は男女平等思想
人間病(4巻p.51)
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結婚するまでは父親の所有物である
体の大部分を隠す文化
なのでマーフォークの普段着は「裸同然」と捉えている
アラクネ同様の三体合体だが、こちらはオスも同型
近親交配については「性教育は親の責任」「1回くらい出産させるのはまあアリ」「何度も出産させるのは良くない」ぐらいの温度感
4巻p.157からアンチフェミ論
核家族と村の間に大家族、群家族がある(5p.34)
150人規模での家事の集約による作業効率化が起きている
マーフォークの文化で核家族化が起きていること、「女社会」が機能してないことを批判する
肌を晒すのはNGだが体を触られることはあいさつ程度の認識
体を触られることや生殖能力のない生殖器を使った行為は、肌を見せることよりも軽い 6p.63
茶道の作法のようなもの
父親に挨拶
「我々は君を受け入れるが、君は我々を受け入れられるか」
「タウラとその子を価値観の根底から引き裂くのは論外だ」
p.135
人間病を研究し、病の原因が誇大妄想にあると判断
誇大妄想に基づく正義、尊厳、平等、人権などの概念を麻薬として否定
自分の力だけで生きることを前提とした個人主義をベースにし、余裕があれば助け合う全体主義がトッピングされている
平和と発展は滅亡につながる
ゴブリン(4〜)
敵性亜人
人間に絶望したオリツエ(サブ主人公)が山奥で出会う
部族を救ったオリツエに対して子供を孕むことでお礼をしようとする
「孕め」と命令することが礼儀
男の側に父親になる自覚を持たせるための儀式
なので言われないと「捨てられるのではないか」と不安に感じる
「自分の子を産むかもしれない」という状態になることで大切にされる戦略
人間を「人間病」で「性嫌悪症」と認識している 5 p.105
攻撃してきた人間を返り討ちにして女を捕獲し「出産用家畜が2匹だ」「やった!赤ん坊増える!」
この辺が敵性亜人とされる要因
5 p.117 辺りからエピソード
人間病を描写する上で重要なポイントだと思うが要約がなかなか難しいな…
人間(ノーブレス)側の解釈
「姉がゴブリンに殺された」
姉は4年前にゴブリンに連れ去られた、4年後そのゴブリンが討伐されて姉が救出されたとき、姉はゴブリンを2人も生まされていた、姉は自宅に帰った後首をつって死んだ
オリツエによる人間側が見落としている事実の指摘
姉は救出時に健康そのものだった
姉の産んだゴブリンの子は救出時に殺された
姉は救出されたときに嬉しそうではなく、憔悴しきっていた
家族は冒険者にお礼を言った
つまり
きっかけは拉致であったが、姉にゴブリンに対する害意がなかったことから、ゴブリン側は姉を仲間として扱った
子供を2人生み、幸せに暮らしていたところに人間の襲撃があり、目の前で仲間や「家族」が(我が子共々)皆殺しにされた
その行為について冒険者にお礼を言うような「元・家族」のところに連れ戻された
姉はこの状況に絶望して命を絶った
つまり姉を死に追いやったのは人間の側である
異性に対する独占欲が強いのは幼稚なことだと考えている
6巻でケンタウロスも同様の説明
「好物のお菓子だったとしても、それを他人と分け合えなかったり本気で辛いと思っていると『幼児か?』となる」
「人目を忍んで性交するのは悪いことをしてもわからないからよくない」
クオリアさん.iconなるほど、この辺りは情報共有を善とするクオリアさんにはしっくりくるところですね
強姦の概念が理解困難 6p.92
性行為が「仲良しの証」程度の意味なので人類における「馴れ馴れしい、距離感が近い」程度のこと
やり捨て(性行為をしたのに子育てに協力しないこと)はタブー
敵の女を犯して飼うのは「慈悲」
ストックホルム症候群
「捻じ曲げ」と呼ばれている 6巻p.96
ノーブリス、捻じ曲げ対策として訓練を受けた「過去の自分のと自問自答」を経て「捻じ曲げは受けたが、過去の自分が曲がっていた」と結論
オリツエ専用を宣言するメイヤを不可解だと感じる
緊急時には「自分の子供を産む可能性のある個体」を優先して助ける、なのでみずから生存の確立を下げる行為をしているように見える
オーク(5〜)
オスしかいない種族、異種族にオークを産ませる
体格が良い
人間からは嫌われているが、ゴブリンからは嫌われていない
なぜならオークに友好的なゴブリンから見れば、彼らは体格が良い貴重な労働力だから
女騎士が「くっ、殺せ」と言う
「殺そうとするとそれも嫌がる、人間は頭がおかしくて子供を任せられない」
ヴァンパイヤ 6p.35〜
主人公を「愛玩家畜」と呼ぶ
男女は居住区が別
女性保護の観点から性行為は公的機関の監視のもとで壁の穴を通じた最低限の接触のみ
そこで人間を襲う
ペットとして人間を飼う
血を吸った後の朦朧状態を利用して催眠を掛ける
家畜である「人間」相手の獣姦が9割
ハイエルフ 7巻末〜
ブッダの悟りの概念はうつ治療に有用
優生学の成功例
品種改良を続けたエルフたちの最高傑作
普通のエルフとは会話が噛み合わなくてしんどい
子供のうちに悟らせないとうつ病で死ぬ
子供好き、癒し、「存在が『空』の境地」 p.125
出産権
任務報酬、異世界人の子種なら+3
出産義務
品種改良個体なので国の指定により交配される
近親相姦
問題の起こりにくい組み合わせについての知見が溜まっており、国からの出産義務の指定相手が近親になることもある
まあ人類においてタブーになった大きな原因が消えてるならそうもなるか
トロール
亜人、強い、2メートル半、500kg、知能が5歳児
8巻、ミノタウロスに手を出して報復される
ラミア 11〜
ゴブリンに庇護を求める
乱交文化を受け入れられない
一夫一婦制、配偶者以外とはあり得ない
「異種族に犯される地獄は避けなければならない」と考えてオリツエを裏切ろうとする
色々な種族から「子供を攫う怪物」扱いをされている
子供をなくすと発狂する
その他生物
スライム 群体
トレント 内骨格を獲得した棘皮動物
レッサーデーモン 類人猿ではなく偶蹄類から進化した人類
ディープワンズ 魚から進化した人類
ミノタウロス 人の肩と腕を持つ牛
必ず報復する性質がある
ケルピー 細い馬の形のカバ
コカトリス 人間の悲鳴を模倣して人間を誘き寄せる、石器文明に到達している
ゴーレム 接近して調べる手段がない、おそらく巨大類人猿
オルトロス 双頭のオオカミの外見に進化したサソリ
ヒュドラ 発射用の毒牙を持つ生体散弾銃
人間を本能的に警戒している、見かけたら全部殺す、そういう個体が生き残ってきた
マンイーター 筋肉を持った植物、腐植菌こみで考えると足元すべてが消化器
オリツエ
強いのに人間の女性から嫌われる
6巻でノーブリスと話して「モテるのはゴブリンに対してだけだと思っていたが、人間からもモテ始めたぞ?」となっている
ゴブリンからモテることによって「自信」を持つようになったことで人間からもモテるようになった
自分が嫌われないように顔色を伺って、それでも嫌われた女性との再会
「なんで顔色を伺ってたのだろう
過去の自分は「自信を喪失した病気個体」「そんな個体の子供は産みたくない」「嫌われて当然」6 p.144