熱烈な恋の歌
誰かに盗られるくらいなら
あなたの通る長い道をくるくる巻いてしまって、焼き滅ぼすような天の炎がほしい。
夫の中臣宅守が越前国に配流されたときに詠んだらしいcFQ2f7LRuLYP.icon 今日を限りの命ともがな
「お前のことをいつまでも忘れないよ」と言われたけど、それが本当だと信じられないから今日死んでしまいたい
命などいっそ絶えるのなら絶えてほしい。恋を忍ぶ気持ちが弱るかもしれないので。
逢ったところで次に逢うのもまた稀、夢の中のようなものなので、いっそその中でまぎれて消えてしまうような身であってほしい。