松代群発地震
1965~1970年にかけて長野県長野市で711,341回に発生した群発地震
最大M5.4
震度5は9回発生した
ほぼ全て地下7km程度の非常に浅い場所で発生
死者はなし
父から令和6年能登半島地震との関連性について指摘されたので調べてみたtakker.icon
特徴
震源域はフォッサマグナの中央部
糸魚川静岡構造線に近い
1969-04から大量の湧水が発生
途中から塩化カルシウムを含むようになる
湧水ははじめ真水でしたが、次第に含有物を増していき、塩素イオンの多いものと、塩素イオンを含まない弱アルカリ性の水との2系統がありました。
松代群発地震50年特設サイト
発光現象
史上初の写真撮影に成功
今のところメカニズムは不明
発生メカニズム
当初は不明
現在は水噴火モデルが有力
長野市立博物館 博物館だより ふしぎな松代群発地震 〜温泉の湧き出しと発光現象〜 p.4に図解あり
湧水は2相混合液であり、一方は上部マントルから分離した安山岩マグマ水であるとわかっている
深さ15kmにある不透水層が被圧地下水によって破られ岩盤の割れ目に侵入し岩盤が破壊、結果ごく浅い場所で立て続けに地震が発生した
from 同位体比から見た松代群発地震地域の深部流体の起源
松代群発地震_松代地震観測所
松代群発地震 - Wikipedia
令和6年能登半島地震(能登群発地震)との共通点
流体(水?)が岩盤に侵入しているっぽい
震源地が浅い
ただし、松代群発地震と違って水の出処はまだ統一見解が出ていない
プレートに巻き込まれた海水の上昇,海底火山のマグマ由来、未知のマグマが地下にある etc.
石川・能登の地震起こす水、どこから? 分かれる意見 - 日本経済新聞
いずれにせよ、プレートテクトニクスでは説明できない現象なのは共通している