新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事
from 2023/01/01
新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事
万葉集・巻二十・4516、大伴家持
天平宝字三年のお正月に読まれた歌で、万葉集の一番最後に置かれた歌
換算すると759年、平成-1230年かあtakker.icon
訳:新しい年の初め、この初春の今日に降る雪のように、良い事がいや増しに積もってくれ。
祝言の役割なんかな
重け吉事の読み方がわからなかった(あかん)takker.icon
吉事は「きつじ」かな?
「よごと」なんですなcFQ2f7LRuLYP.icon
原文(万葉仮名)では「新年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家餘其騰」
https://ja.m.wikisource.org/wiki/万葉集/第二十巻
「初春」や「吉事」が消えてる!takker.icon
万葉仮名って、平仮名だけでなく漢字も別の漢字に変わってしまうんだ
音読みは基本和歌で使わないcFQ2f7LRuLYP.icon
知ってたので読めたけどそらで漢字書けないなinajob.icon
sume.icon
あらたしき 
としのはじめの はつはるの 
きょうふるゆきの 
いやしけよごと
おおとものやかもち
15歳から和歌を読み始めた彼の最後の公の和歌
プライベートはわかんない
27年間和歌を詠み続け、この歌を詠み、26年後なくなるまでのこさなかったそう
詠んではいたけど散逸してしまった、のかもしれないcFQ2f7LRuLYP.icon
https://www.chikyukotobamura.org/muse/life201208_1.pdf (リンク先外部 / NPO法人地球ことば村さん)
単にどでかい仕事のあとで職業人として達成感があったのかもしれないsume.icon
新 年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家餘其騰
(あたらしき)*わかる(としのはじめの)*わかる(はつはるの)*夜露四苦(けふ?るゆきの)*夜露四苦(いや?け?ごと)*夜露四苦
なぜ急に夜露四苦になるのか不思議
万葉仮名一字一音表記表記cFQ2f7LRuLYP.icon
そうなのですか!ありがとう勉強になりまうすsume.icon
としのはじめの はつはるの
**の***の****の、のテンポにすごくよい憧れる
はつはるの
年の初めだし立春だしさらにその日に雪が降るのは吉兆の証ということらしい(2月4日ごろ)
ねぇキミ、日本の暦が古来のものからずれた(グレゴリオ暦に合わせた)のってかつては13ヶ月ある年があって国家公務員の年収が13ヶ月*月収になるけれど、グレゴリオ暦に合わせると12ヶ月*月収になるから財政難のため国家公務員の年収減のため決定されたってホント?(ソース探す体力がない)
動詞「重く(しく)」
?
これわからん
重なれ!cFQ2f7LRuLYP.icon
重なれ!良いこと!!sume.icon
読めたありがとうsume.icon
やっぱりわからんsume.icon
わからんのがどのあたりか気になりますcFQ2f7LRuLYP.icon
いやしけよごと、でございまうすsume.icon
いやしけ、よごとcFQ2f7LRuLYP.icon
いや
副詞、いまでいうところのいや増しのいやと同じ感じを持つcFQ2f7LRuLYP.icon
しけ
しく、命令形。
前の句の雪を承けた縁語のようにも思えるcFQ2f7LRuLYP.icon
雪のようにいよいよすべてに敷いてくれ、つもり重なってくれ、という気持ちcFQ2f7LRuLYP.icon
吉事
よいこと。吉事。
前の句を含めて気持ちを汲むと、cFQ2f7LRuLYP.icon
新しい年になった。その年の初め、初春の今日、雪が降っている。
この新しい日に降る雪。真白で、あらゆるものの区別なく降り、そしてつもり重なる、その雪のように、どうか良いことがいや増しにしいてほしい。
888888888sume.icon
ありがとうございまうす!sume.icon
意訳こもりすぎかもcFQ2f7LRuLYP.icon
東国の武士にはわからぬ世界でござった感服いたしましたのきもちsume.icon
よきです自由はすてきですsume.icon
東国の武士なら源頼政公の歌を見るよろしcFQ2f7LRuLYP.icon
花咲かば告げよといひし山守の来る音すなり 馬に鞍おけ
東国の武士であることは雅を離れる理由にならない(マジレス)
宿題だ!がんばりまうす!sume.icon
年の初めがちょうど立春のころで、立春に雪が降るのは吉兆のあかし。良いことよ!重なれ!
きのつらゆきさんは、世の中にある人、事業(ことわざ)、繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。(世の中に生きているひとはいろいろな事、(ことわざの訳考え中)関わりあることがたくさんあるので、心に思うことを、見るもの聞くものに託して、言葉に表わしているのである。)
ちらちらとふる雪を眺めてこんな強い気持ちになるのは、おおともさん、心に思うことがあったのでしょうか。すめでした。
古今集仮名序
cFQ2f7LRuLYP.icon氏やはりとても雅やかである・・同じうたを読んだけども、われ、降る雪を眺めてまた闘志を燃やし義憤に駆られ、さながら夜の女王のアリアのHört!!を3度うたうシーンのごとく猛るもののふのようであるsume.icon