康煕字典
康熙字典 - Wikipedia
『康熙字典』(康煕字典、こうきじてん、拼音: Kāngxī Zìdiǎn)は、中国の漢字字典である。
清の康熙帝の勅撰により、漢代の『説文解字』以降の歴代の字書の集大成として編纂された。
編者は張玉書、陳廷敬ら30名で、6年の編集期間を経て康熙55年閏3月19日(1716年)に完成。全12集42巻、収録文字数は47,035字にのぼり、その音義(字音と字義)を解説している。
字の配列順は先行字書である『字彙』『正字通』が部首の画数順、同部首内の文字の画数順によっているのに倣ったものだが、「康熙字典順」という呼称が使われているように、後の部首別漢字辞典の規範となり、さらに情報化時代においてはUnicode内の漢字コードの配列順(Kangxi Radicals, U+2F00-2FDF)にも使われている。CJK統合漢字URO(初期からあったブロック)と、CJK統合漢字拡張A、そしてCJK統合漢字拡張Bを合わせれば康熙字典の文字が揃うとされる。