帯状疱疹
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■「帯状疱疹」とは 発症する場所によっては“失明”合併症も…
帯状疱疹とは、体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じる病気です。その症状の多くは上半身に現れ、顔、特に目の周りにも現れることがあるそうです。 愛知医科大学の渡辺大輔教授によると、帯状疱疹の原因は、子どものころになった「水ぼうそう」です。この2つの病気は、実は同じウイルスによるものです。初めて感染した時には水ぼうそうを発症し、治った後もウイルスは長い間、体内の「神経節」というところに潜伏しています。 普段は、免疫によってウイルスの活動が抑えられているので、症状は出ません。しかし、加齢、疲労、ストレス、病気などで免疫が低下するとウイルスが再び暴れ出し、痛みを伴う帯状疱疹が現れます。
ウイルスが神経に炎症を起こすので、痛みが先行し、その後に皮膚症状が出るそうです。刺すような痛みがあり、眠れないという人もいるようです。また、神経の損傷がひどいと、皮膚の症状が治った後に3か月以上も痛みが続くこともあるといいます。
さらに、発症する場所によっては失明や顔面神経麻痺などの合併症を引き起こすこともあります。