属人思考
権威主義
の一形態で、組織のいろんな決定において事柄ではなく人を重視するような傾向
「
何を言ったか
」ではなく、「
誰が言ったか
」で物事が決定する
発言者指向
逆語(っぽいやつ)
純粋にアイデアのみを吟味すべき
2001 年に, 属人思考という概念次元を 提唱した (岡本 2001) 。 その定義は, 「事案の記 憶, 処理, 意志決定において 人 情報を重視し 事柄 情報を軽視する傾向」 というものである。 組織においては, 意志決定を含め, 種々のこと がらや企画・提案が認知処理される。企業不祥事に関する文脈
原文
このような思考は、本来、複雑性の高い 「是々非々」 の判断, すなわち
属事的判断を、「人」 という単純な要素に依拠して行おうという傾向
である。 それは、
思考の単純化傾向
のひとつでもあるし、また、
権威主義的思考
傾向でもある。 事実、私たちの研究では、個人の心理特性としての属人思考の測定と、権威主義尺度に中程度の有意な相関があるという結果が出ている (岡本・鎌田2006)
思考の単純化傾向のひとつでもあると考えられている