官僚制
1 巨大組織の運営にたずさわる専門的な人々の集団およびその組織・制度。
2 合理的な規則や秩序に従って組織の目標を効率的に達成しようとする管理運営の体系・形態。
bureaucracy
「官僚制は、純粋技術的に卓越しており、ある意味において合理的な性格をもつ」(マックス・ヴェーバー)
権限明確化の原則
明確な権限をもつという原則。
業務は規則に定められた権限に基づいて行われ、その指揮命令系統には一元的なヒエラルキーが確立されている。
階統制の原則
明確な階統制(ヒエラルヒー)が存在するという原則
上下の指揮命令系統が一元的・垂直的に確立され、下部組織は上部の統制と監督のもとに置かれる。
職務執行は文書を通じて行われ、記録される。
専門性(専門分化)の原則
職務の専門分化。
各職位は専有されてはならず、官職の世襲制や売官制などは認められない。
無私の原則(公私の区別)
恣意を排除し、形式主義的な無私の精神を保持する原則。
業務遂行に必要な施設・設備・用具などの行政手段はすべて職場において提供され、官吏の私有物からは明確に区分される。