善の研究
西田幾多郎著。 1911年刊。
西田幾多郎の『善の研究』は、西洋哲学と東洋の精神を融合させ、存在と道徳の根本を追究した書である。
本書の核心は、主観と客観が分かれる前の純粋な経験状態を指す「純粋経験」の概念にある。
西田は、私たちが知識や先入観を交えず、事象そのものを直接感じる状態こそが真の現実であると説いた。
この純粋経験の世界において、認識する自分と認識される対象は一つに溶け合う。
この知識と存在の一致を踏まえ、西田は「善」を再定義する。
善とは、外的な規則に従うことではなく、自己の内に秘められた無限の可能性や天性を完全に開花させること、すなわち「人格の実現」であるとした。
さらに、この自己実現の営みは、個人の枠を超えて宇宙の根源的な一なる力(神)の現れと結びつく。
つまり本書は、純粋経験を通じて真の自己を知り、その要求に従って生きることこそが最高の善であり、宗教的な救いに至る道であると結論付けている。
西田幾多郎 善の研究
https://ja.wikipedia.org/wiki/善の研究
改めて解説されると、「善の幾何学」は思いっきり影響を受けているなhiro.icon
思いついたのは『善の研究』を読むずっと前なので、読みながら体系化されていった感じか