吠える40度
吠える40度（ほえる40ど）は、南緯40度から50度にかける海域の俗称。英語からロアリング・フォーティーズ（Roaring Forties）とも呼ばれる。このように呼ばれる理由は、吠える40度の海域では西寄りの卓越風が吹いているからである。この風を弱める陸地が少ないため、この風は南半球で特に強い。その中でもインド洋南部では特に強い。
「吠える40度」で吹いている風は具体的には偏西風である
南半球の緯度40度帯ではタスマニア島、ニュージーランド、南アメリカ大陸南部を除くとほとんどが海である
狂う50度 (Furious Fifties)：南緯50度から60度にかける海域の俗称
絶叫する60度 (Screaming Sixties, Shrieking Sixties)：南緯60度から70度にかける海域の俗称
吠える40度の風はクリッパールート（英語版）と呼ばれる航路（クリッパーの航行ルート）において重要な役割を果たしていた。この風は、オランダの船乗りヘンドリック・ブラウエルによって1610年に発見されたのがおそらく最初と思われる。この風を利用してインド洋を素早く東へ進みジャカルタ（オランダ東インド会社）へ向かうために利用された。
（中略）
吠える40度・狂う50度・絶叫する60度の緯度は一定ではなく、南半球が夏期の際には南極へ近づき冬期には赤道に近づく。
吠える40度 - Wikipedia
クリッパー(Clipper)とは、19世紀に発達した大型帆船のこと
What are the Roaring Forties?（アメリカ海洋大気庁 NOAAによる「吠える40度」の解説）
ニュージーランドはちょうど「吠える40度」の強風がぶち当たる位置に存在する
ウェリントン - Wikipedia（ニュージーランドの首都）
緯度は南緯およそ41度である。「吠える40度 (Roaring Forties)」と呼ばれる緯度に位置していることと、クック海峡を渡って常に吹きつけてくる風にさらされていることから、ウェリントンはニュージーランド人の間では「風のウェリントン (Windy Wellington)」として知られている。
Top 5 Windiest Cities in the World | ShawnVoyage
Why is NZ so windy? We explain the Roaring Forties! | WeatherWatch - New Zealand's Weather Data & Alerts Authority
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Roaring Fortiesと似た言葉にRoaring Twenties(狂騒の20年代)があるけれど、何か関係あるのかなhatori.icon
狂騒の20年代 - Wikipedia
南極に行くために横切りました。こんな感じでめちゃ揺れましたshoya140.icon
https://gyazo.com/8d6c15aa12a695937c03ecfe9ca3e137https://gyazo.com/fdcb25cf0527f6f43d665de43ed59438
アニメ宇宙よりも遠い場所(よりもい)第8話のタイトルは「吠える40度・狂う50度・絶叫する60度」に因んでいるようだ
宇宙よりも遠い場所 - Wikipedia
『宇宙よりも遠い場所』STAGE08「吠えて、狂って、絶叫して」予告【WEB限定】
https://youtu.be/X2T4mVRolhI