君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ
君かヘす
かへす、よくわからないcFQ2f7LRuLYP.icon
裏返すのかへす?
鋪石は裏返さないほうがいいと思うのですが…cFQ2f7LRuLYP.icon
足を返すのかへす?
「朝」に接続する?
「君」が浮くから変。なさそうcFQ2f7LRuLYP.icon
「君」と私と二人いるときの歌に思うcFQ2f7LRuLYP.icon
何やら恋歌の予感
ほせき、またはしきいしと読む
音の面からしきいしで良さそうcFQ2f7LRuLYP.icon
朝の散歩のときと読んだcFQ2f7LRuLYP.icon
さくさくと
霜を踏むときの音、りんごを食べるときの食感とが重なってるように思うcFQ2f7LRuLYP.icon
しゃくしゃく
雪よ林檎の香のごとくふれ
歌のメイン部に思えるcFQ2f7LRuLYP.icon
独特なたとえ、雪に対する呼びかけ
さくさくとした音から、林檎に想が飛ぶcFQ2f7LRuLYP.icon
「香」からは他の五感が薄く感じられる
音はなく静かに、粉のように小さくふる雪
雪とりんごの皮の色は似ていない
果実部の色は似てるかも?
林檎の香のごとくふれ、というのはなんか女性の介在を感じるcFQ2f7LRuLYP.icon
好きな人に芳しい香よあれ、という
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舗石って固まった雪かなぁと
雪かきの大変さを歌った歌なのかなと思った
でも、さくさくと合わないか
舗石を剥がすのは重たいべた雪
どうせふるなら、りんごの香りのように軽いゆきよ降れ
さくさくは、やっぱり雪を踏みしめる音かなあ
雪の少し積もった鋪石を歩く音、みたいに思いましたcFQ2f7LRuLYP.icon
たくさん積もってると外に出る気が無くなりそう
君を家へと送り「かえす」?
朝ふたりで並んでうっすら積もる雪道を歩く様
雪がキラキラしてそう
この情景に思えてきたcFQ2f7LRuLYP.icon
「君帰す朝の、鋪石さくさくと」という句跨り
送る朝の帰り道の述懐
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君を帰す朝、見送りのために外までついていくけれど、互いに言葉はなく、ただ敷石を踏む音だけが耳に残る。
ほんとうは帰ってほしくはないけど、帰すつもりだし、実際に帰している感じ。
おそらく、寒い朝なのだろう。林檎、だと晩秋だけど、そのへんから冬までかな。
下の句は呼びかけか反実仮想かどちらだろうな。
実際に降ってる雪に呼びかけてるのか
「さくさくと」からこっちの可能性は高いか。霜を踏むような音。
でも北原白秋なら普通にただ敷石のたてる音を「さくさくと」って言ってもおかしくないんだよな
こっちパターンだと「林檎の香のごとく」の意味が重くなってくるのだが、歌全体を見るとそれほどここに重きを置いてなさそうなんだよな
実際には降っていない景色に対して「雪よ……降れ」と言っているのか
こっちパターンのほうが好き
実際には起きてないことを起きるよう祈る、という点に重きが置かれるので読解しやすい
歌の感覚として受け取ったのが名残惜しさだったのでこっちのほうが読みやすいのかも
君はもう帰ってしまうけれど、積もってゆく雪のようにここに残ってくれればいいのに、という感覚
雪が林檎の香のごとく降る、とは?
林檎が香る、というのには胸がいっぱいになるような感覚があるな。
残り香、というよりは、食べる(かじる)前に嗅ぐイメージがある。
切られたものよりは、丸かじりするときによく嗅ぐ気がする。
まるごと胸に吸い込んで、まるごと食べてやる準備をしている
雪が、そのように降る、ということ
胸が一杯になるような感覚と、うすい匂いを伴って、今あるここをまるごと切り取って鮮明に残せるような雪
そしてそれは積もり、残って、また「さくさく」という音を奏でるだろう
それが今、あるいは昨日の夜を思い起こすきっかけになる
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なるほどぜんぜんわからない
朝、君を(家に)帰すために二人して歩いている。敷石の上には雪が積もっていて、その上を歩くたびにさくさくと音を立てる。昨夜から降り続いた雪が朝になってもまだ、ちらちらと降っている。雪は林檎の香りのように儚く、君に触れては消える。雪。林檎の香り。儚いもの。君がいた夜もまた、儚い記憶に変わっていく。
雪の白さ、さくさく感は剥いて薄くカットした林檎に似ている。雪は溶け、林檎の香りは淡く儚いもの。すぐ消えてしまう点も似ている。