向いていないと合わないの違い
(三)<なに・だれニ向く>
全体的な傾向として、その△もの(人)に適した条件が備わる。
「女性に向いた仕事」
「この絵は子供の絵本には向かない」
from 新明解国語辞典 第7版
(一)<なに・だれト合う>
接近して一体化したり 両者の間に食い違いが認められなかったり する。
「どこまで行っても合うことの無い二つの線」
「帳尻(ジリ)が合う」
「二人の証言は合っている」
「つじつまが合う」
「△ぴたりと(阿吽(アウン)の)呼吸が合う」
「△意見(そり)が合わない」
「△話(性(シヨウ)・馬)が合う」
「落ち合う」
(二)<なにニ合う>
基準と比べて見て、矛盾・不一致・不都合が無い状態だ。
「△趣味(体質)に合う」
「△基準(実情・実態)に合わない」
「時計が合っていない〔= 正しくない〕」
「今度の靴はよく足に合う〔= ぴったりで、具合の悪い所が少しも無い〕」
「ピントが合う」
「間(マ)に合う〔= ⇒ 間に合う〕」
(三)<なにニ合う>
from 新明解国語辞典 第7版