南方マンダラ
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南方マンダラ(みなかたマンダラ)とは、博物学者の南方熊楠が、真言宗僧侶にして仏教学者の土宜法龍にあてて1903年(明治36年)に書いた書簡に登場する、2つの挿図の総称である。「南方マンダラ」と呼ばれる図は、主に7月18日に描かれたものと、8月8日に描かれたものの2つである。
南方マンダラ- Wikipedia
1903年7月18日付の土宜法龍宛書簡に記された図。熊楠はこの図について、「この世間宇宙は、天は理なりといえるごとく(理はすじみち)、図のごとく(図は平面にしか画きえず。実は長、幅の外に、厚さもある立体のものと見よ)、前後左右上下、いずれの方よりも事理が透徹して、この宇宙を成す。その数無尽なり。故にどこ一つとりても、それを敷衍追及するときは、いかなることをも見出し、いかなることをもなしうるようになっておる」と解説している。 なお、熊楠は「曼荼羅」ではなく「曼陀羅」を使用する。
南方熊楠顕彰館-世界を駆けた博物学者 南方熊楠 > 帰国から那智へ(1900年~1913年)