勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。
勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし #25【一望千里】
プロ野球の故野村克也監督は、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」と述べています。負けるときは負けるべくして負けているのです。
この言葉はもともと、江戸時代の大名で剣術の達人でもあった松浦静山の剣術書にある一文から引用されたものです。「負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素がある。一方、勝ったときでも、すべてが良いと思って慢心すべきではない。勝った場合でも何か負けにつながったかもしれない要素がある」という意味です。