刻む
[動マ五(四)]
1 刃物で物を細かく切る。「ネギを―・む」
2 物の形を彫りつける。彫刻する。「仏像を―・む」
3 刃物などで筋状に切れ目を入れる。また、彫ったような凹凸をつける。「文字を碑に―・む」「額に―・まれたしわ」
4 細かく区切るようにして継続・進行していく。「柱時計が時を―・む」「年輪を―・む」
5 心の中にしっかりとどめる。しっかりと記憶する。「忠告を胸に―・む」「心に―・まれた幼い頃の記憶」
6 入れ墨をする。
「面おもてを―・みて」〈雄略紀〉
7 責め苦しめる。さいなむ。
「わが身をただ今までいろいろに―・まれ」〈浮・文反古・五〉