傾城水滸伝
『傾城水滸伝』(けいせいすいこでん)は、曲亭馬琴作の合巻本。13編。文政8年(1825年) - 天保6年(1835年)刊行。歌川豊国・歌川国安・歌川貞秀画。当時大変人気を博したため版木が磨耗してしまい、2度彫り直して3版まで出版された1という。 中国文学の『水滸伝』の翻案。『水滸伝』の英雄豪傑を日本の賢妻烈婦にかえたもの。また、登場人物全員の性別がほぼ逆転しており、3人の女性好漢等も男性に変えられている。『傾城水滸伝』の「傾城」は、物語の発端が熊野那智山の傾城塚があばかれ遊女(傾城)達の幽魂が飛び散ることから名付けられている。 https://www.youtube.com/watch?v=BTkck2bBj3c