仕切り価格
仕切り価格とは、B2B取引で使用される流通業界用語で、生産者から卸売業者に販売する際の価格を示します。生産者から直接小売業者に販売されることもあり、仕切り価格は、「仕切り値」や「下代(げだい)」、「NET(ネット)価格」と呼ばれる場合もあります。 例えば、メーカーが仕切り価格1,000円で商品を販売したとします。卸売業者が商品を入手するまでに、送料などの諸経費が100円かかったとすると、1,100円が売上原価・仕入れ価格となります。
仕切り価格は定価と掛け率を用いて計算します。
ここで言う定価とは消費者に対する売値・販売価格です。掛け率とは、定価に対する卸売業者に販売する価格の割合で、「掛け率70%」や「6掛け」などと表現されます。