井の中の蛙
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井戸の中に閉じ込められたカエルと空が描かれた、ことわざの「井の中の蛙大海を知らず(されど空の青さを知る)」を表すイラストです。「井の中の蛙大海を知らず」のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや
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(されど空の青さを知る)というのはどこからきた言説なのだろうか?
Google検索のサジェストに井の中の蛙大海を知らずされど空の青さを知る 近藤勇と出てきている
2004年の大河ドラマ「新選組!」で使用されていたらしい?
「井の中の蛙大海を知らず、されど…」の語源 - Togetter
2012年の時点で調べている人がいた
河井寛次郎(1890‐1966)が「井蛙知天」と書いていたらしい
■一語一会 ~没後50年・河井寛次郎展 (Panasonic汐留ミュージアム)にて~: 太田すうがく道場かわら版
初出はどこなんだろう?
「井の中の蛙」
日本国語大辞典では『玉塵抄』(1563)の用例が最初
「子陽は井の中のかいるとここらに云つれぞ」
後漢の公孫述?
「せいていの蛙」では平安末まで遡る
識見の狭い人をたとえていう。井の内のかわず。井蛙(せいあ)。
*本朝無題詩〔1162~64頃〕四・初夏雨中即事〈中原広俊〉「仁恩独隔山中木、徳沢未覃井底蛙」(日本国語大辞典)
東洋文庫『中国古代寓話集』では荘子篇(秋水篇)に収録
荘子外篇での話らしい(荘子 (書物) - Wikipedia)
公孫龍と公子牟
公孫龍が問いて、「自分も幼いころから学び、議論の達人だとうぬぼれていたところ、荘子にはどうもかなわない。どうしたら荘子を(議論で)やっつけることができるだろうか」
公子牟のたとえ話
蛙が東海の鼈(スッポン)に向かって生活を自慢する
蛙は井戸の中で暮らしている
他に住んでいるぼうふらやえびがに、おたまじゃくしを見ても自分にかなうものはない
井戸を我が物顔に暮らす楽しみはちょっと他にないぞ
鼈が東海の話をする
千里千尋ではおさまりきらない
禹王の頃十回も大水があった
湯王の頃にも日照りが七度もあった
それでも水のかさの増減はほとんどなかった(くらい東海は大きいよ)
蛙はたまげてしまった
公子牟はちょうどこの蛙のようなもので、荘子の言葉をとやかく言うのは土台無理な話である
エコーチェンバーも関係ありそう