主体農法
ひどいことになっているらしい
例を挙げれば、「食料が足りないなら山林を農地に変えればよい」とする単純な理論を振りかざし、山を切り開いて棚田やトウモロコシ畑を造ることになったが、金日成が土留めのない田畑を造ることを指示したため、少し雨が降っただけでその田畑は崩壊したという話がある。このような強引な農法により山は禿山となり、山の土砂が川に流れ込んで水位が上がり、ひいては洪水が多発する原因となった。トウモロコシ畑においては連作障害を引き起こし、増産という目的に反し不作、ひいては食糧難を招くこととなった。また洪水の影響で大量の土砂が海に流れ込み、海岸の生態系が破壊されてしまったため、漁業までが不振に陥ることとなってしまった。