中国語文法
文法だけを見たい。
中国語#文法
語形変化(活用)が生じず、
語順が意味を解釈する際の重要な決め手となる孤立語。
基本語順はSVO型。
現代北方語や文語では「把」や「將」、「以」による目的格表示などがあり、
SOV型の文を作ることができる。
加えて、
前置詞(介詞)の種類が増加しており、文法的な性質が膠着語に近づいている。
そんな事あるんだSummer498.icon
文法化という現象が起こる様子を言語学史以降で観測できるなんて。
しかも膨大な話者が居る言語で。
中国語には時制を表す文法カテゴリーが存在しない。
一方で相(アスペクト)は存在し、
動詞に「了」(完了)「过/過」(経験)「着/著」(進行)をつけて表される。
現代語では、日本語のように動詞の前後や文末に助詞・助動詞が来る。
例えば了は動詞の直後につくと完了相、文末につくと法(モダリティ)を表す。
モダリティ
モダリティ:話す内容や聞き手に対する話し手の判断や態度(attitude)に関する言語表現の概念体系
様相論理(modal logic)で取り扱われる概念と同じだろう。Summer498.icon
認識様態のモダリティ|可能性、蓋然性|「かもしれない」「だろう」
義務モダリティ|義務、許可|「なければならない」や「てもよい」
動詞「下」(xià; (雨などが)降る)
下了雨,往屋里放衣服吧。(雨が降ってきたら、家の中に服を取り込もう。)
下雨了,我们回家吧。(雨が降ってきた、家へ帰ろう。)
これモダリティなのか……?Summer498.icon
中国語#語彙
中国語には格変化がなく、西洋の言語に見られるような性・数の区別を持たない。
中国語は基本的に単音節言語であるが、現代語は複音節の語彙が増えている。
彷徨(pánghuáng; さまよう、ためらう)、玻璃(bōli; ガラス)
むしろよく単音節で保たせてきたSummer498.icon
中国語の表記に使う漢字は一音節に一文字が用いられる。
虚词
虚词
介詞
介詞
時間介詞,時間,   例:從、自、當、於等。
場所介詞,場所と方向,例:在、於、從、向等。
施事介詞,施事者,  例:被、給、讓等。
受事介詞,受事者,  例:把、將、讓等。
工具介詞,方式,   例:用、以、拿、靠、依照等。
原因介詞,原因と目的,例:由於、為了等。
対象介詞,対象と関係,例:對於、關於、與、和等。
比事介詞,比較,   例:比。
・・・・,排除,   例:除。
連接詞
連詞
並列関係を示す連接詞:和、跟、與、既、及、而、又、一面⋯⋯一面⋯⋯等。
選択関係を示す連接詞:或、或者、還是等。
対比関係を示す連接詞:但是、不過、雖然、然而等。
因果関係を示す連接詞:因為、因此、所以、由於、以致等。
進行関係を示す連接詞:不但、不僅、而且、何況、並、且等。
条件関係を示す連接詞:不管、只要、除非等。
仮定関係を示す連接詞:如果、即使、假若、假如等。
目的関係を示す連接詞:以、以便、以免、為了等。
順序関係を示す連接詞:又、便、於是、然後、之後等。
比較関係を示す連接詞:與其、不如。
助詞
漢語助詞
結構助詞
文の前「所」
文の後「的、地、得、似的」
「的」は、先行語句が修飾語であることを示すために用いられる。
最も一般的な用法は、形容詞の後に続き名詞や代名詞を修飾する場合で、
例えば「美麗的風景」のように使われる。
また、名詞や代名詞の後に続き、所有や所有権を示す場合、
例えば、「我的書」のように使われる。
あるいは、副詞以外の内容語の後に続き、名詞として機能する句を形成し、文の主語または目的語として使われることもある。
例えば、「我們要的是和平與安定」のように使われる。
「得」は、動詞や形容詞の後に用いられ、後に続くものが補語だと示す。
可能性(例:「她去得,我也去得。」、「我拿得動。」)、
結果、程度(例:「你說得很好。」)などを表す。
辞書によっては、この用法を介詞として分類しているものもある。
「地」は、通常、副詞の後に使われ、その前の単語や句が副詞句であることを示す。今日では、「的」と互換的に使用可。
文語「之、者、所、然、夫、所以、乎、焉、等、且」
文字「之」が構造助詞として用いられる場合、その用法には以下が含まれる。
1. 「夫子之文章」のような口語の「的」という言葉と同じ。
2. 無意味であり、単に目的語が動詞の前に置かれることを示しているだけ。
例えば、「蓮之愛,同予者何人」では、「蓮之愛」は「愛蓮」を意味する。[
時態助詞
口語中国語の一般的な時態助詞には「着、了、過」などがある。
「着」という漢字は、「門正開着」のように、動作が進行中、継続中、または既に存在していることを示す。
「了」という文字は、動作や変化が完了した、または終了したことを示し、「天黒了」のように使われる。
「過」という文字は、「我看過這本書」のように、動作や変化が起こったことを示す。
語氣助詞
疑問語氣:
口語の「嗎(麼)、吧、呢」、文語の「也、者、乎、哉、與、歟、邪(耶)、為」などがある。疑問助詞が異なれば、質問の仕方も異なる。
たとえば、「嗎」は疑問を表す場合もあれば、修辞的な質問を表す場合もあり、通常は肯定または否定の回答が必要である。
「吧」は、答えの大まかなアイデアはあるが確信が持てない質問を示す。
おもしろSummer498.icon
祈使語氣:
口語の「吧、罷、呀、啊、啦」や文語の「矣、焉、哉」など、要求、命令、促し、助言、禁止などを表すのに使用される。
感嘆語氣:
口語の「啊、呀、哇、哪」や文語の「也、矣、乎、焉、哉、與、歟、已」のような感嘆詞は、感嘆の気持ちを表す。
これらの感嘆語氣は嘆詞と混同されがちだが、感嘆語氣は一般的に文頭に置かれ、文とは独立して存在する。一方、嘆詞は文末に置かれ、独立して使用することはない。
肯定語氣
一般的な口語では「的、了、嘛、呢、啦、罷了、而已」が使用されるが、文語では「也、矣、乎、然、焉、耳、而已、云、爾」が使用される。 「了」などのいくつかの単語は物事の確実性を強調し、「呢」は誇張された意味を持ち、「罷了」と「而已」はより中立的な意味を持つ。肯定助詞は単語の選択において結構助詞と混同されることがありますが、前者は文の基本的な意味を変えることなく削除できるが、後者は削除すると曖昧さが生じる。
停頓語氣
「啊、吧、呢、麼」や「也、矣、乎、焉、兮」など。文末で主に使われる他の4種類の助詞とは異なり、休止音助詞は文の途中でのみ使われ、休止を示し、その前に出てくる単語を強調する機能を持つ。
嘆詞