マティス-EB
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今回は、「マティス-EB」にスポットをあて、「マティス-EB」リリース当時のDTPフォントの話やこの書体の裏話などを、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」での事例をもとにご紹介します。 「時に、西暦2015年」ーー。
黒の背景に浮かんだ極太の明朝体。TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の第壱話冒頭、壮大な物語の始まりを告げるワンカットに選ばれたのは、絵ではなく文字だった。物語の各話タイトルはじめ、作中の様々なディテールに用いられたその文字のデザインは、いつしか視聴者の脳裏に焼き付けられ、作品を象徴するひとつのイメージとして認識されていく。アニメ当事者以外の立場からエヴァに接触し、作品と深くリンクする人々にフォーカスする新連載「route 2015」第1回は、この明朝体『マティス』をリリースしているフォントメーカーの人々の物語をお届けしよう。