ボブの絵画教室
https://www.youtube.com/watch?v=mT0RNrTDHkI
概要
画家のボブ・ロスがホスト役となり、30分の収録時間内で視聴者に向けて描画のレクチャーをしながら1枚の油絵(風景画[注 1])を完成させるという趣向の番組。同じくPBSで1974年から1982年にかけて放送されていた画家のビル・アレクサンダー(英語版)をホストとする番組『The Magic of Oil Painting』のフォーマットを踏襲した後継番組で、新番組開始前の1982年には、アレクサンダーがボブに筆を渡すという内容のCMが流された[1]。日本では、海外制作のテレビ番組を扱うNHK BS1の番組枠『エンジョイライフ』の中で1990年代に放送され[2]、声優の石井隆夫がボブの声の吹き替えを担当している[3]。 描画法として、油分の多い絵の具を事前にキャンバスに下塗りしておくという、いわゆる「ボブ・ロス画法」を用いている。描画開始直後は筆を適当に動かしているだけのように見えるが、みるみるうちに全体像が見え始め、最終的に短時間で描いたとは思えない芸術的な絵が完成するというのが番組の見どころとなっており、加えて、ボブのソフトな語り口やアフロヘアーにヒゲという親しみやすいキャラクターも人気を博した[4]。日本の吹き替え版では、番組内でボブがたびたび発言する「簡単でしょう?」などのフレーズが印象的な言葉として挙げられている[4]。