ホコトン
無知による誤読とされることが多いものの、長谷川はユーモアとして故意に奇妙な読み方をして見せたのだろうと推測されている。 惣郷正明・水野雅央・高島俊男は、長谷川が正しい読み方を知った上でユーモアとして故意におかしな読み方をして見せたのだろうと推測している。故意だとする根拠は以下の通りである。 長谷川は無学な人間ではなく、むしろ博学で、漢籍にも通じていたこと 「盾」の音読みには呉音の「ジュン」と漢音の「トン」があるが、よく知られた「ジュン」ではなく珍しい読みの「トン」を採用していること その一方で「矛」には訓読みの「ほこ」を当てており、「ホコトン」は湯桶読みのような不自然な読み方によって滑稽な響きとなっていること 長谷川が一回の発言の中で「ホコトン」という語を執拗に繰り返し、「ホコトンとは何の事だ」という野次が飛ぶと即座に「ホコトンと云うのは矛盾だ」と言い返していること 長谷川泰の「ホコトン」発言は上述のように明治25年(1892年)5月末のことであるが、「ホコトン」自体の用例はそれ以前から新聞雑誌に見受けられる。
「ホコトン」のWikipedia記事はかなり充実しており面白いhatori.icon
長谷川泰の「ホコトン」以外の奇言奇行っぷりが気になる 関連項目
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