プロクルステスの寝台
意味は「無理矢理、基準に一致させる」「杓子定規」「容赦ない強制」 由来
プロクルーステースはエレウシースの外側の丘にアジトを持っていた。そこには、鉄の寝台があり、通りがかった人々に「休ませてやろう」と声をかけ、隠れ家に連れて行き、寝台に寝かせた。もし相手の体が寝台からはみ出したら、その部分を切断し、逆に、寝台の長さに足りなかったら、サイズが合うまで、体を引き伸ばす拷問にかけた。寝台にぴったりのサイズの人間がいなかったのは、寝台の長さが調節可能だったからである。プロクルーステースは遠くから相手の背丈を目測して、寝台を伸ばしたり縮めたりしていた。 曖昧なものに形を与えるとき、はみ出している部分を押し込む/切り捨てる
継母がガラスの靴に足が入らない娘たちに対し、自分の足(つま先やかかと)を切って無理矢理履くように言う