ドングル
ドングル(英: dongle)は、コンピュータに接続する小さな装置を指す俗語。もともとは主にプロプライエタリソフトウェアが正規のライセンスの下に使用されているかをチェック(一種のコピーガードの目的)するために使用されるごく小さなハードウェア(プロテクトドングル)のことを指していた。それ以外には、PS/2コネクタにUSBマウスを接続するために使用される変換コネクタなど、インタフェースの変換を行う小型の装置や、モバイルブロードバンドで使用するUSBモデム端末など、そういった小さな装置を一般になんでも指すことができる語であり、近年はそちらの用法のほうがよく見られる。 プロテクトドングル
近年ではもっぱらUSBに装着する。USB以前(レガシーデバイス)の時代にはパラレルポート、ないしシリアルポートが使われていた。 コンピュータプログラムの起動時や実行中にドングルが装着されていることをチェックし、装着されていることを検出できない場合、ソフトウェアは起動しないか、または使用できる時間や機能などが制限される。
語源
1980年代から使われ始めたが、語源は不明である。おそらくは「dangle(動詞:ぶらぶらと垂れ下がっている、の意)」や「dong(男性器を意味する俗語)」から連想された造語ではないかとされる。 ジャーゴンファイルの「dongle」の項によれば、1992年の早期にRainbow Technologiesというドングルの製造者が、発明者の「Don Gall」に由来する、と宣伝のコピーにしていたことがあったが、これは宣伝用の作り話であることが確認されている。