ターンAターン
https://www.youtube.com/watch?v=XdUvGkOCj3A
詞をはじめて見せていただいたとき、詞のテーマは大きな愛だとわかったんですが「ターンAターン」という言葉が理解できなかった。それで録音のときに富野監督に聞いたら、2時間かけて話してくれましてね(笑)。とっても熱くて、純粋な方です、監督は。監督のおっしゃった「ターンAターン」っていうのは、簡単に言うと「人は生まれ変わる。生きて死んで、それを繰り返すことによって自分の首を締めている現代というものがある。だが、そうではなく最初に戻るんだ」とのことでした。人間のあるべき姿、道徳の標準や基準というものを話されて「それを忘れてはいけない、新しいことをやるのではなく、それがターンAターンなのだ。繰り返すことによって人間の心の中にヒューマンが生まれる。人間の進歩になるものだ。新しいものに媚を売るのではなく、今の時代に基本をきちんとやることが新しい。みんなが憧れているもの、望んでいるものは、そういう愛ではないか」とも。富野監督が書いた詞には人間の関係の基本、感情に流されない生き方、それが現れているのではないかと思います。