セカンドレイプ
レイプなどの性的暴行を受けた者に対して、第三者が、性被害の苦痛を思い出させるような言葉を投げたり、被害を受けた原因の一端が被害者自身にもあったというような中傷めいた発言をしたりして、精神的な苦痛を与えること。
セカンドレイプという言葉を聞いたことがあるだろうか?性被害にあった被害者に対して、「被害にあったのは自分の態度や服装のせいではないか」などと責めることによる二次被害のことである。
まず、性被害に遭った多くの女性は、「警察に行くことさえできない」という実態があります。
なぜなら、「警察に赴いて自分の遭った性被害を詳細に話すこと」事態がそもそも、辛いのです。
思い出すことさえ苦痛で、警察官の前でその記憶を再現すること自体が、ある意味、被害者にとってはセカンドレイプなのです。
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ですから、これを乗り越えたところに、「更に非難されて傷つく」といういわゆる二次被害は、被害者にとっては耐えがたい苦痛となります。
性被害に遭った女性に対しては、「何で今になって言い出すのだ」とか、「何が目的なのか(金銭目的ではないか)」、「断ることができたのではないか(本当は同意があったのではないか)」といった投稿がよく見られるように思います。
性被害ニュースが報道されるたびに、ヤフーコメントやX、SNSでは、そのような投稿が必ずと言っていいほど、上がってきます。
しかしながら、長い間言えなくて悩んで苦しんで、ようやく勇気を出して告発した性犯罪被害女性が、このような投稿を目にした場合、どれだけ悔しく苦しく悲しい思いをするか、想像できますでしょうか。
きっと想像などできないほど苦しいはずです。