ジンクピリチオン効果
ジンクピリチオン効果は、正式な心理学用語ではありませんが、「どのようなものかはわからないにもかかわらず、その言葉の語感だけですごいものだと思ってしまう心理効果」のことです。
ジンクピリチオン(Zinc Pyrithione)はフケや脂漏性皮膚炎に有効な成分で、シャンプーや化粧品に添加されています。
しかしその効能などがわからなくても言葉の発音だけでなんとなくすごいと感じる人が、特に日本では多かったようです。
このように言葉のインパクトだけによる効果をジンクピリチオン効果と呼んだのは、小説家の清水義範がパロディ短編集の「インパクトの瞬間」で提唱したと言われています。