ゴミ箱モデル
M.コーエン,J.マーチ,J.オルセンが提唱した,目標や因果関係が不明確な「あいまい性」下での意思決定を説明するモデル。ゴミ箱モデルによれば,組織の意思決定は問題,解,参加者,選択機会の4つの流れが結び付いて行なわれ,「あいまい性」下においては,これら4つの流れはかなり独立したものとされる。つまり問題と解が連続的に決まるのではなく,パラレルに決まるとされているところに,このモデルの特徴がある。ゴミ箱モデルでは選択機会がゴミ箱に,問題と解と参加者がゴミに例えられ,意思決定の内容はゴミ箱に投げ込まれるゴミによって左右されるとされる。