コンピテンシー
アメリカの人事評価の考え方で「成果を生む望ましい行動特性」のこと。米国防総省(ペンタゴン)が組織のチーム編成をする際に採用し、90年代半ばから企業に広まった。部署やポストごとに成績優秀な社員の行動を分析し、その特性を明らかにし、人事評価、採用などの基準とする手法。実績や成果などの数値にとらわれず、人材が持つ潜在能力を評価する基準として利用される。日本企業ではコンピテンシーを利用して職能資格制度の再設計に乗り出す企業も出てきたが、生みの親のアメリカでは限界を指摘する声も出てきている。 competency