カトキチ
香川県では有名らしかった
1956年の株式会社設立から、51年にわたって増収を続ける高成長企業として有名だったが、2007年4月に過去6年にわたって巨額の架空売上を計上していたことが発覚。さらに架空売上の計上が加ト吉とJTの組織ぐるみで行われたこともあり、その信用は大きく失墜することとなった。
冷凍うどんなどを生産するテーブルマーク(東京・中央)は9日、香川県観音寺市、多度津町、善通寺市にある3工場を10月末で閉鎖すると発表した。3工場合わせた従業員約280人うち、正社員の約100人は配置転換し、約140人の契約・パート社員を対象に希望退職を募る。派遣社員は契約を更新しない方針だという。 親会社の日本たばこ産業(JT)がグループ全体を対象に進める生産合理化の一環で、テーブルマークでは「コロナ禍で増加する中食需要に対応し、老朽化する施設などの状況を鑑みて最適化」(担当者)するため、閉鎖する3工場の機能を県内の別の工場に集約し生産体制を見直す。同社の工場閉鎖に対し香川県の浜田恵造知事は「地域の経済や雇用への影響を少しでも小さくしてほしい」とのコメントを発表した。