イベルメクチンがCOVID-19に効くというデマ?
COVID-19の流行初期、
イベルメクチン
がSARS-CoV-2の増殖を抑制することが報告され、これが
COVID-19
の治療に応用できると示唆された。ただし科学者や医師のほとんどはこのことに懐疑的であった。
しかしネット上ではイベルメクチンの有効性に関する誤った情報が広まり、政府や専門家によるイベルメクチンの個人輸入や適用外使用への注意喚起が行われた
https://www.wikiwand.com/ja/イベルメクチン
イベルメクチン
は、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した
北里大学
の
大村智
特別栄誉教授と米
Merck社
の共同研究で創製された
抗寄生虫薬
だ。
家畜
動物の
寄生虫
駆除に用いられる他、ヒトに対しては熱帯地域などで問題となる
河川盲目症
(
オンコセルカ症
)の治療などに長年用いられてきた。また、抗ウイルス効果が示唆されていることから、新型コロナウイルス感染症(
COVID-19
)の治療薬に転用するための研究が国内外で実施された。ただし、その多くでCOVID-19に対する有効性は確認されていない。
イベルメクチンとは:日経バイオテクONLINE