イキる
イキるとは意気がる(いきがる)の略。意気がる同様、虚勢をはり、調子にのること。えらぶることをいう。基本的には若者に対して使う不良言葉。一人で組織と戦おうとするなど、明らかに力の差がある相手に挑もうとする若者に対し、「そう、イキるな」となだめる形で用いられることも多い。 昭和時代(1970年代辺り)に流行ったヤンキー漫画、映画を通じて普及したが、現在はあまり使われない死語となっている。 上には死語とあるが、少なくともネット上では若者言葉として広く使われているように見えるhatori.icon 1. (自動詞) 自分が粋な人物であるように振る舞う。 この言葉づかいは、銀座あるきの紳士、学生、もっぱら映画の弁士などが、わざと粋がって「避暑に行ったです。」「アルプスへ上るです。」と使用するが、元来は訛である。(泉鏡花「燈明之巻」)〔1933年〕 酒は本来アラレもないものだから、とりすます必要も、粋だの意気がる必要もないが、からむのは、やめたがいゝ。(坂口安吾「私は誰?」)〔1947年〕 2. (自動詞) (意気がる)生意気ぶる。虚勢を張る。
派生語
イキり〇〇太郎
例:イキリ骨太郎、イキリ鯖太郎
特定の作品の登場人物やファンに対する蔑称なのであまり使用しない方が良い? 「生きる」とは同音異義語だが、「イキる」は五段活用の動詞、「生きる」は上一段活用の動詞という違いがある(未然形に変化させればそれぞれ「イキらない」と「生きない」となり、一目瞭然)。ただ連用形にした「イキり」が、他の地方の人から見れば「いきり(熱り)立つ」と勘違いされやすいのである。 [動タ五(四)]激しく怒って興奮する。「審判の判定に観衆が―・つ」
人が多く集まって、体熱やにおいでむんむんすること。「車内は―でむっとしている」
関連項目
[動ラ五(四)](関西で)調子に乗ってはしゃぎまわる。出しゃばる。図に乗る。 イキってすみません。
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画像の人物はななどこと交友用ヒューマノイドの7D-O