アクティブ読書の効果
増井俊之.icon
ビジネス書のプレーンテキストを切り貼りしてScrapboxに貼りながら読んでみてる 切り貼りするのは書籍を出版するときの編集操作と同じである
目次作ったりリンクを貼ったり関連情報を加えたりする
つまり、編集者がやることと同じようなことを読者としてやってることになる
こういう作業は面倒だが楽しいし内容を理解しやすい
普通に紙の本を読んでるときは、知らない単語や概念や人名が出てきても飛ばしてしまうが、アクティブ読書しているときは調べて情報を貼っておける インデントを変える程度のわずかな編集操作でも、ただ読むだけの場合とは感覚が違う
出版社の編集者はこういう楽しい作業をした結果を紙の商品にしているわけである
そのような蒸留結果みたいなものをユーザがなんとか活用しようとすると拒否感を感じるらしい
そういう感覚は傲慢で許しがたいと思う 増井俊之.icon