やけのやんぱち
やけのやんぱちとは自棄のやん八と漢字で書くとわかる通り、自棄のことである。やけのやんぱちは自棄を強調した俗語『やけっぱち』を人名っぽくした言葉で、江戸時代には使われている。やけのやんぱちも『やけっぱち』同様、自棄(やけ)を投げやりという点で強調しているが、人名っぽくし、冗談めかしていることから『やけっぱち』の語感の荒さは抑えられている。
自棄のやん八(やけのやんぱち) - 日本語俗語辞書
映画「男はつらいよ」における寅さんの叩き売り口上(啖呵売)にも出てくるhatori.icon
やけのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、わたしゃ入れ歯で歯が立たないよ。
寅さんが使う啖呵売での口上のセリフ全文(音声付)をまとめてみた | 男はつらいよの世界
cf. 啖呵売 - Wikipedia
啖呵売(たんかばい)とは、ごくあたりまえの品物を、巧みな話術で客を楽しませ、いい気分にさせて売りさばく商売手法、またはそれを用いる人である。
関連表現
自棄っ鉢(やけっぱち)
自棄糞(やけくそ、ヤケクソ)
捨鉢、捨て鉢
自暴自棄
もうどうにでもな~れ(AA省略)
もうどうにでもな~れ (もうどうにでもなーれ)とは【ピクシブ百科事典】
対義語は「なんとかなれーッ」?